東京・有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で30日、液晶パネルやPDP(プラズマディスプレーパネル)、有機ELパネルなどフラットディスプレーに関する専門技術の展示会“第14回フラットパネル ディスプレイ製造技術展”が、期間は7月2日(金)までの日程で開幕した。展示会場は東4~6ホールで、このほか会議室などでの技術セミナーも併催されている。展示会への参加は当日5000円(セミナーは別料金となる)。主催はリード エグジビション ジャパン(株)。参加企業/団体は507を数える。
開会の挨拶を行なうリード エグジビション ジャパンの代表取締役社長の石積忠夫氏 |
従来は製造装置や部品・材料、検査・測定技術、クリーンルーム/静電対策など、製品前段階の技術や装置の展示が主体だが、今回は最新製品展示ブース“最新FPD完成品・モジュール特別展示フェア”と、“アドバンスト ディスプレイ オブ ザ イヤー(ADY)”の受賞発表・展示コーナーなど完成品の展示も行なわれる。
テープカットの模様 |
当日の午前9時40分の開会式では、国内外からフラットパネル関連企業31社/団体の代表者を招いての大規模なテープカットが行なわれた。主な参加者は、日本からはシャープ(株)の専務取締役 液晶事業部統括の中武成夫(なかぶしげお)氏、東芝松下ディスプレイテクノロジー(株)の取締役社長の米澤敏夫氏、セイコーエプソン(株)のOLED技術開発本部長の飯野聖一氏、ソニー(株)のディスプレイデバイス開発本部長の占部哲夫(うらべてつお)氏、三洋電機(株)の常務執行役員 ディスプレイカンパニー社長の田端輝夫氏など。また、専門技術セミナー企画委員長としてこのイベントに参加している東北大学 大学院工学研究所教授の内田龍男氏、ADY選考委員長を務める山口東京理科大学 大学院教授液晶研究所所長の小林駿介氏も出席。海外からは韓国サムスン電子/サムスンSDI/LG電子/LGフィリップスLCD、台湾HANNSTAR DISPLAY社/QUANTA DISPLAY社などの代表者も招待された。
31人が2列に並んで一斉に行なったテープカットは壮観の一言。テープカットの脇ではジャズバンドの生演奏も行なわれ、会場の雰囲気を盛り上げていた |
なお、開会の挨拶でリード エグジビション ジャパンの代表取締役社長の石積忠夫氏は、「2005年には開催時期を4月に前倒しするとともに、商談の場となる“第1回 国際フラットパネル ディスプレイ商談展(Display 2005)”を併催する」ことを発表した。