韓国のサムスン電子社とソニー(株)は8日、昨年10月に発表した第7世代アモルファスTFT液晶ディスプレーパネル製造の合弁会社設立に関する基本合意とMOU(Memorundum Of Understanding、覚書)に従って合弁会社設立契約を締結し、今年4月末までに“S-LCD株式会社”を設立することを発表した。
韓国湯井に大型TV向けの第7世代液晶パネル生産ラインを敷設
資本金は2兆1000億 韓国ウォン(約2007億円)で、株式はサムスン電子が50%+1株、ソニーが50%-1株を保有する。代表者は、代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)をサムスン電子が現在検討中、代表取締役CFO(最高財務責任者)にはソニーの中沢啓二氏が就任し、ほかにサムスン電子とソニーから各3人の取締役が就任する予定。S-LCDの所在地は韓国忠清南道湯井(たんじょん)となる。
新会社の生産工場として現在サムスン電子が湯井に建設中の施設内に、大型TV向けの第7世代アモルファスTFT液晶ディスプレーパネル(ガラス基板サイズは幅1870×奥行き2200mm)の製造ラインを敷設し、2005年第2四半期から月産6万枚の量産化を目指すとしている。