既存製品のマイナーバージョンアップ版となる、A4サイズで光ディスクドライブ内蔵の『Let'snote LIGHT Y2』および『Let'snote Y2』、B5ファイルサイズで光ディスクドライブ内蔵の『Let'snote LIGHT W2』および『Let'snote W2』、B5ファイルサイズの『Let'snote LIGHT T2』および『Let'snote T2』の3製品は、CPUのスペックがそれぞれ引き上げられ、最大メモリー容量が768MBになったほか、『Let'snote LIGHT W2』『Let'snote W2』については、従来のCD-RW&DVD-ROMコンボドライブ搭載モデルに加えて、新たにDVD MULTIドライブ搭載モデルがラインナップに追加されている。これ以外の仕様はそれぞれ前モデルのものを継承する。なお、法人向けには無線LAN非搭載のモデルの販売も行なわれる。無線LAN以外の仕様は標準モデルと同等。
『Let'snote LIGHT Y2』『Let'snote Y2』 |
『Let'snote LIGHT Y2』『Let'snote Y2』は、CPUに低電圧版Petnium M-1.3GHz、チップセットにIntel 855GMEを採用し、256MB(DDR SDRAM)のメモリー、40GB(UltraATA/100)のHDD、1400×1050ドット/約1600万色表示の14.1インチ液晶ディスプレー、SDメモリーカードスロットとPCカードスロット(TypeII×1)、USB 2.0×2、IEEE 802.11b/g対応の無線LAN、10/100BASE-TX有線LAN、V.90対応56kbpsモデムをそれぞれ装備する。内蔵コンボドライブの読み出し/書き込み速度は、CD読み出しが24倍速、DVD-ROM読み出し8倍速、DVD-RAM読み出し2倍速(2.6GBメディアは等倍速)、DVD-R/RW読み出し4倍速、CD-R書き込みが24倍速、CD-RW書き換えが16倍速。コンボドライブの電源管理を行なう『オプティカルドライブ省電力ユーティリティ』がプレインストールされ、コンボドライブ部のみ電源をオフにすることが可能。
キーボードのキーピッチは19mmで、ポインティングデバイスは“ホイールパッド”。本体サイズは幅309×奥行き243×高さ46mm(最薄部33mm)、重量は約1.499kg。バッテリー駆動時間は約7.5時間(JEITA測定法1.0)。
“パナセンス”では、上記標準仕様モデル『Let'snote Y2』(21日予約開始、5月21日発売、販売価格は25万4940円)のほか、HDDが60GBで、光ディスクドライブにDVD MULTIドライブを採用したモデル(5月10日予約開始、6月11日発売。販売価格は29万1190円)と、このモデルにMicrosoft Office Personal Edtion 2003をプレインストールしたモデル(5月10日予約開始、6月11日発売。販売価格は31万590円)の2製品がオンライン専用モデルとして販売される。
『Let'snote LIGHT W2』『Let'snote W2』 |
『Let'snote LIGHT W2』『Let'snote W2』は、CPUに超低電圧版Petnium M-1.1GHz、チップセットにIntel 855GMを採用し、256MB(DDR SDRAM)のメモリー、40GB(UltraATA/100)のHDD、1024×768ドット/約1600万色表示の12.1インチ液晶ディスプレー、SDメモリーカードスロットとPCカードスロット(TypeII×1)、USB 2.0×2、IEEE 802.11b/g対応の無線LAN、10/100BASE-TX有線LAN、V.90対応56kbpsモデムをそれぞれ装備する。キーボードのキーピッチは19mmで、ポインティングデバイスは“ホイールパッド”。本体サイズは幅268×奥行き209.2×高さ41.5mm(最薄部27.5mm)、重量は約1.29kg。
今回より、内蔵光ディスクドライブがCD-RW&DVD-ROMコンボドライブのモデルと、DVD MULTIドライブのモデルの2製品が用意された。それぞれのドライブのスペックは、コンボドライブが、CD-R書き込み24倍速、CD-RW書き換え16倍速、DVD-ROM読み出し8倍速、DVD-RAM読み出し2倍速(2.6GBメディアは等倍速)、DVD-R/RW読み出し4倍速、CD読み出し24倍速、DVD MULTIドライブが、DVD-RAM/R/RW書き込み2倍速、CD-R書き込み16倍速、CD-RW書き換え8倍速、DVD-RAM読み出し2倍速(2.6GBメディアは等倍速)、DVD-R/RW読み出し4倍速、CD読み出し24倍速。バッテリー駆動時間はコンボドライブ搭載モデルが約7.5時間、DVD MULTIドライブ搭載モデルが約7時間(いずれもJEITA測定法1.0)。
“パナセンス”では、上記標準仕様モデル(21日予約開始、5月21日発売。販売価格はコンボドライブ搭載モデルが23万3940円、DVD MULTIドライブ搭載モデルが24万9690円)のほか、DVD MULTIドライブ搭載モデルをベースに、HDDを60GBに変更したモデル(5月10日予約開始、6月11日発売。販売価格は26万190円)と、HDD 60GB+Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(5月10日予約開始、6月11日発売。販売価格は29万9590円)の2製品が販売される。
『Let'snote LIGHT T2』『Let'snote T2』 |
『Let'snote LIGHT T2』『Let'snote T2』は、CPUに超低電圧版Petnium M-1.1GHz、チップセットにIntel 855GMEを採用し、256MB(DDR SDRAM)のメモリー、40GBのHDD(UltraATA/100)、1024×768ドット/約1600万色表示の12.1インチ液晶ディスプレー、SDメモリーカードスロットとPCカードスロット(TypeII×1)、USB 2.0×2、IEEE 802.11b/g対応の無線LAN、10/100BASE-TX有線LAN、V.90対応56kbpsモデムをそれぞれ装備する。キーボードのキーピッチは19mm、ポインティングデバイスは“ホイールパッド”。本体サイズは、幅268×奥行き210×高さ39.1mm(最薄部26.1mm)、重量は約1.07kg。バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は約5時間(JEITA測定法1.0)。
“パナセンス”では、上記標準仕様モデル(販売価格21万2940円)のほか、HDD 60GBモデル(販売価格22万3440円)と、HDD 60GB+Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(販売価格25万2840円)の2製品が販売される。予約開始はいずれも21日、発売日は5月21日。
各モデルともに、OSはWindows XP Professional SP1a。プレインストールソフトは、『フォントサイズ拡大ユーティリティ』、『ネットセレクター』、『マカフィー・ウイルススキャン』のほか、『Let'snote LIGHT W2』『Let'snote W2』および『Let'snote LIGHT Y2』『Let'snote Y2』には、CD-R/RWライティングソフト『B'sRecorder GOLD7 BASIC』および『B'sCLiP 5』、DVD再生ソフト『WinDVD5』が付属し、『Let'snote LIGHT W2』『Let'snote W2』のDVD MULTIドライブ搭載モデルには動画編集ソフト『DVD-MovieAlbumSE 4』もプレインストールとなる。
また、各製品の“パナセンス”におけるオンライン販売では、
- カラー天板(Y2およびW2:7870円、T2:5250円)
- ホワイトキーボード(通常はグレー、3150円)
- 256MBまたは512MBメモリー増設(256MBは17850円、512MBは3万7800円)
- カラーパーツ(W2およびT2、無償)
- 底面ネームプレート(無償)
- 3年間保証(無償)
といったカスタマイズオプションを選択できる。
松下電器産業株(株)、パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部事業部長の伊藤好生氏 | インテル(株)、エンタープライズ&ネットワークソリューションズ本部長の町田栄作氏 |
この日行なわれた製品発表会では冒頭、同社パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部事業部長の伊藤好生氏が挨拶を行ない、“Let'snoteは変わらない”“Let'snoteは進化する”という2つのコンセプトを挙げ、全Let'snoteラインナップにおいて「モバイルの本質を追求し続ける」と述べた。また、同社の製品ラインナップ戦略としては、今後も、小型軽量設計とビジネスシーンにおける堅牢性を備えた“持ち運び重視”の“Let'snote”シリーズと、防塵や防滴、太陽光対策などのフィールド環境への対応とフィールドでの使用に耐える堅牢性を備えた“耐久性重視”の“TOUGHBOOK”シリーズの2本立ての展開を継続し、いずれの製品でも、長時間バッテリー駆動とワイヤレス通信機能の装備を図るとしている。
また、新製品発表に関する祝辞を述べたインテル(株)エンタープライズ&ネットワークソリューションズ本部長の町田栄作氏は、モデルも登場した今回の発表会について「華やかな雰囲気の発表会でスピーチを行なったことは、自分自身では経験がない」と述べ、近年のノートパソコンのデザインや普及層のカジュアルな方向への変化によるものだろうとした。また、インテルの取り組む公衆無線LANスポットの普及も紹介し、全モデルが無線LAN対応となっているLet'snoteの今後の展開にも期待すると述べた。