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松下電器産業、デザインを一新したB5サブノート『Let'snote LIGHT R3』など4製品を発表

2004年04月21日 22時11分更新

文● 編集部 内田泰仁

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松下電器産業(株)は21日、B5サイズのサブノートパソコンの新規モデル『Let'snote LIGHT R3』と、従来モデルのマイナーバージョンアップとなる『Let'snote LIGHT Y2』『Let'snote LIGHT W2』『Let'snote LIGHT T2』、および各モデルの法人向け/オンライン販売モデル『Let'snote R3』『Let'snote Y2』『Let'snote W2』『Let'snote T2』を5月21日に発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライス。松下ネットワークマーケティング(株)が運営するオンラインショッピングサイト“パナセンス”での基本販売価格は、『Let'snote R3』が20万2440円、『Let'snote Y2』が25万4940円、『Let'snote W2』のコンボドライブ搭載モデルが23万3940円、DVD MULTIドライブ搭載モデルが24万9690円、『Let'snote T2』が21万2940円。

『Let'snote LIGHT R3』『Let'snote R3』製品発表会では若手ビジネスマン/OL風モデルが新機種を持って登場

『Let'snote LIGHT R3』は、10.4インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色表示)を搭載したB5サイズのサブノートパソコンで、従来シリーズの『Let'snote LIGHT R2/Let'snote R2』の後継となる新製品。Rシリーズの初代製品である『Let'snote LIGHT R1/Let'snote R1』以来約2年ぶりに、本体のデザインやバッテリーの設計が全面的に変更された。『Let'snote LIGHT R2/Let'snote R2』までは一貫して4セルのリチウムイオンバッテリーを用いていたが、今回のモデルでは6セルのリチウムイオンバッテリーに大容量化。これに伴い、バッテリー駆動時間は従来の約5時間から約9時間に延長されている(いずれもJEITA測定法1.0)。また、バッテリー容量は大型化したものの、底面積の削減(従来モデルより-4.5%)、液晶パネルフレームの薄型化(液晶パネル重量は従来より45g軽量化)、筐体キャビネットの薄肉化、内部パーツ類の軽量化(ヒートシンクの素材を銅からアルミコート・グラファイトに、など)、高効率基板設計などを行ない、本体重量は従来機種と変わらず約990gとなっている。本体サイズは幅が従来モデルより11mm短くなり、幅229×奥行き183.5×高さ41.6mm(最薄部24.2mm)。

CPUに超低電圧版Pentium M-1.1GHz、チップセットにIntel 855GME、無線LANアダプターにIntel PRO/Wireless 2200BG(IEEE 802.11b/g準拠)を搭載する“インテル Centrino モバイル・テクノロジ”を採用、メモリーは256MB(DDR SDRAM)、HDDは40GB(UltraATA/100)。最大メモリー容量は従来512MBだったが、今回より768MBに変更されている(メモリーソケットの空きは1基)。このほか、10/100BASE-TXの有線LAN、V.90対応の56kモデム、2ポートのUSB 2.0、SDメモリーカードスロットとPCカードスロット(TypeII×1)を備える。従来モデルでは専用の変換アダプター(オプション)を必要とした外部ディスプレー出力端子は、標準的なミニD-Sub15ピンタイプに変更されている。

キーボードのピッチは横方向17mm、縦方向が14.3mm、ポインティングデバイスは円形のタッチパッド“ホイールパッド”。“ホイールパッド”はデザインが変更され、左右ボタンが一体成型されたリング状のシルバーパーツがパッド周囲を取り囲むようなデザインとなっている(ボタンとしてクリックできる部分はリング状パーツの下半分ぐらいまで)。これまで同様、円形のパッドの縁をなぞることでウィンドウのスクロールを行なう機能が搭載されている。また、キートップの文字印刷にレーザー印刷を導入し、従来モデルよりも文字が消えにくくなっているという。

OSはWindows XP Professional SP1a。アイコンや文字のサイズを簡単に変更できる『フォントサイズ拡大ユーティリティ』、ネットワーク接続を切り替える『ネットセレクター』、ウイルス対策ソフト『マカフィー・ウイルススキャン』がプレインストールされる。

はかりに乗ったR3。ちなみにとなりのはかりにはビジネスマンのかばんに入っているであろう手帳などの筆記用具(総計約990g)を乗せて設置し、重量を比較していた電源スイッチには青色LEDが内蔵されており、動作中は青く光る。細かいギミックだが、バッテリー駆動時は、液晶の輝度に合せてこのLEDの光り方も変化する
筐体キャビネットおよび液晶パネル。キャビネットのさらなる薄肉化と液晶パネルのガラス部分の薄型化により、大幅な軽量化が図られたという本体内部のパーツ類(一番下段はW2用のDVD MULTIドライブ)。上から3段目の右側は旧モデル用のCPUヒートシンク、左側が今回のヒートシンク。重量は半分以下になっているという。さまざまなパーツの軽量化の積み重ねで、約990gの総重量を維持しているとのこと
発表会での製品展示

オンラインショッピングサイト“パナセンス”のパソコン専門ページ“マイレッツ倶楽部”では、上記と同仕様の『Let'snote R3』(21日予約開始、5月21日発売、販売価格は20万2440円)のほか、HDD 60GBモデル(5月10日予約開始、発売日は6月11日、販売価格は21万2940円)、HDD 60GB+Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(5月10日予約開始、発売日は6月11日、販売価格は24万2340円)の販売も行なう。また、オンライン販売専用のカスタマイズとして、

  • カラー天板(3色、カスタマイズ価格は各5250円)
  • 文字キーのプリントからひらがなを廃した“ローマ字すっきりキーボード”(3150円)
  • 256MBまたは512MBメモリー増設(256MBは17850円、512MBは3万7800円)
  • 底面ネームプレート(無償)
  • 3年間保証(無償)

が用意されている。

オンライン専用カスタマイズオプションの“ローマ字すっきりキーボード”

なお、法人向けには無線LAN非搭載のモデルの販売も行なうという。無線LAN以外の仕様は標準モデルと同等。

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