松下電器産業(株)は21日、B5サイズのサブノートパソコンの新規モデル『Let'snote LIGHT R3』と、従来モデルのマイナーバージョンアップとなる『Let'snote LIGHT Y2』『Let'snote LIGHT W2』『Let'snote LIGHT T2』、および各モデルの法人向け/オンライン販売モデル『Let'snote R3』『Let'snote Y2』『Let'snote W2』『Let'snote T2』を5月21日に発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライス。松下ネットワークマーケティング(株)が運営するオンラインショッピングサイト“パナセンス”での基本販売価格は、『Let'snote R3』が20万2440円、『Let'snote Y2』が25万4940円、『Let'snote W2』のコンボドライブ搭載モデルが23万3940円、DVD MULTIドライブ搭載モデルが24万9690円、『Let'snote T2』が21万2940円。
『Let'snote LIGHT R3』『Let'snote R3』 | 製品発表会では若手ビジネスマン/OL風モデルが新機種を持って登場 |
『Let'snote LIGHT R3』は、10.4インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色表示)を搭載したB5サイズのサブノートパソコンで、従来シリーズの『Let'snote LIGHT R2/Let'snote R2』の後継となる新製品。Rシリーズの初代製品である『Let'snote LIGHT R1/Let'snote R1』以来約2年ぶりに、本体のデザインやバッテリーの設計が全面的に変更された。『Let'snote LIGHT R2/Let'snote R2』までは一貫して4セルのリチウムイオンバッテリーを用いていたが、今回のモデルでは6セルのリチウムイオンバッテリーに大容量化。これに伴い、バッテリー駆動時間は従来の約5時間から約9時間に延長されている(いずれもJEITA測定法1.0)。また、バッテリー容量は大型化したものの、底面積の削減(従来モデルより-4.5%)、液晶パネルフレームの薄型化(液晶パネル重量は従来より45g軽量化)、筐体キャビネットの薄肉化、内部パーツ類の軽量化(ヒートシンクの素材を銅からアルミコート・グラファイトに、など)、高効率基板設計などを行ない、本体重量は従来機種と変わらず約990gとなっている。本体サイズは幅が従来モデルより11mm短くなり、幅229×奥行き183.5×高さ41.6mm(最薄部24.2mm)。
CPUに超低電圧版Pentium M-1.1GHz、チップセットにIntel 855GME、無線LANアダプターにIntel PRO/Wireless 2200BG(IEEE 802.11b/g準拠)を搭載する“インテル Centrino モバイル・テクノロジ”を採用、メモリーは256MB(DDR SDRAM)、HDDは40GB(UltraATA/100)。最大メモリー容量は従来512MBだったが、今回より768MBに変更されている(メモリーソケットの空きは1基)。このほか、10/100BASE-TXの有線LAN、V.90対応の56kモデム、2ポートのUSB 2.0、SDメモリーカードスロットとPCカードスロット(TypeII×1)を備える。従来モデルでは専用の変換アダプター(オプション)を必要とした外部ディスプレー出力端子は、標準的なミニD-Sub15ピンタイプに変更されている。
キーボードのピッチは横方向17mm、縦方向が14.3mm、ポインティングデバイスは円形のタッチパッド“ホイールパッド”。“ホイールパッド”はデザインが変更され、左右ボタンが一体成型されたリング状のシルバーパーツがパッド周囲を取り囲むようなデザインとなっている(ボタンとしてクリックできる部分はリング状パーツの下半分ぐらいまで)。これまで同様、円形のパッドの縁をなぞることでウィンドウのスクロールを行なう機能が搭載されている。また、キートップの文字印刷にレーザー印刷を導入し、従来モデルよりも文字が消えにくくなっているという。
OSはWindows XP Professional SP1a。アイコンや文字のサイズを簡単に変更できる『フォントサイズ拡大ユーティリティ』、ネットワーク接続を切り替える『ネットセレクター』、ウイルス対策ソフト『マカフィー・ウイルススキャン』がプレインストールされる。
オンラインショッピングサイト“パナセンス”のパソコン専門ページ“マイレッツ倶楽部”では、上記と同仕様の『Let'snote R3』(21日予約開始、5月21日発売、販売価格は20万2440円)のほか、HDD 60GBモデル(5月10日予約開始、発売日は6月11日、販売価格は21万2940円)、HDD 60GB+Microsoft Office Personal Edtion 2003プレインストールモデル(5月10日予約開始、発売日は6月11日、販売価格は24万2340円)の販売も行なう。また、オンライン販売専用のカスタマイズとして、
- カラー天板(3色、カスタマイズ価格は各5250円)
- 文字キーのプリントからひらがなを廃した“ローマ字すっきりキーボード”(3150円)
- 256MBまたは512MBメモリー増設(256MBは17850円、512MBは3万7800円)
- 底面ネームプレート(無償)
- 3年間保証(無償)
が用意されている。
オンライン専用カスタマイズオプションの“ローマ字すっきりキーボード” |
なお、法人向けには無線LAN非搭載のモデルの販売も行なうという。無線LAN以外の仕様は標準モデルと同等。