Gigabyteから“SiS655”搭載をした初のマザーボード「GA-8SQ800 Ultra」が登場した。今月17日には、やはり“SiS655”を搭載した同社の「GA-SINXP1394」のサンプル版が展示されたが、今回の製品はVRMカードなどが付属しない下位モデルにあたる製品だ。
“SiS655”の詳細については、17日の記事を参照していただきたいが、まず気になるのがHyper-Threadingに対応するのかという点だろう。“SiS655”は“A0”ステッピングではHyper-Threadingに対応せず、次の“B0”ステッピングで正式サポートされると公式発表されている。ただし代理店のリンクスインターナショナルによれば、「今回入荷された製品に搭載されている“SiS655”は“A0”ステッピングだがGigabyteが独自にHyper-Threadingに対応している」とのこと。
GA-8SQ800 Ultraの主な仕様も展示されていたGA-SINXP1394とほとんど変わらない。変更点は、イーサネットコントローラがGigabitからRealTek製10/100Base-Tに変更されたところと、前述したようにCPUへの電力を安定供給するためのVRMカードが付属しないところだ。そのほかIEEE1394やIDE RAID機能、Silicon Image製“Sil3112ACT144”によるSerial ATA RAID機能などを搭載する。拡張スロットはAGP×1、PCI×5、DIMM×4という構成でメモリサポートはPC2700(DDR333)の4GBまでとなっている。また代理店のリンクスインターナショナルによれば、独自にPC3200(DDR400)までのサポートもしているということで対応表はまもなく掲載されるようだ。今回入荷を確認できたのは、コムサテライト3号店のみで、価格は1万6780円となっている。なお、上位モデルのGA-SINXP1394も来週登場予定となっている。
【関連記事】