日本IBM、モバイルPentium 4-2.0GHz搭載の『ThinkPad T30』やスリムデスクトップ『NetVista A30』など8機種49モデルを発表
2002年10月09日 11時03分更新
日本アイ・ビー・エム(株)は8日、ノートパソコン“ThinkPadシリーズ”にA4ノート4機種12モデルと、デスクトップパソコン“NetVistaシリーズ”に4機種37モデルの新製品を発表、9日(NetVista A30は21日)より順次出荷を開始する。価格は、モバイルPentium 4-M-1.90/2.0GHz搭載の『ThinkPad T30』(全5モデル)が34万9000円~、モバイルCeleron-1.20GHz搭載の『ThinkPad A30』(1モデル)が20万9000円、モバイルPentium 4-1.60/1.80GHz搭載の『ThinkPad A31』(4モデル)が22万9000円~、モバイルPentium 4-2.0GHz搭載の『ThinkPad A31p』(2モデル)が43万9000円。デスクトップでは、Celeron-1.70またはPentium 4-1.80GHz搭載の『NetVista A30』(14モデル)が8万2800円~、Pentium 4-2.40/2.53GHz搭載の『NetVista A30p』(5モデル)が11万6800円~、Celeron-1.70GHzまたはPentium 4-2.53GHz搭載のスリムデスクトップ『NetVista M42 Slim』(14モデル)が11万5000円~、Pentium 4-2.53GHz搭載の『NetVista M42』(4モデル)が19万4000円~。
“ThinkPadシリーズ”の新製品は、現行モデルに対してCPUの高速化や内蔵HDDの増量を施した上位モデルが追加されたというもの。従来から付属CD-ROMに収録(ユーザーが別途インストール)していた、バックアップユーティリティーソフト『Rapid Restore PC』や、ネットワーク接続の切り替え・設定管理ソフト『IBM Access Connections』をプレインストール(デスクトップ上にアイコンを表示)し、より多くのユーザーが利用しやすくしたという。
『ThinkPad T30』 |
A4サイズでFDD/HDD/光メディアドライブを内蔵するオールインワンノートの『ThinkPad T30』は、CPUの高速化に加えて上位モデルではHDD 60GBモデルが用意された。液晶ディスプレーの解像度(XGA/SXGA+)、光メディアドライブ(CD-RW&DVD対応コンボドライブ/DVD-ROMドライブ)、プレインストールOS(Windows 2000 Professional/XP Professional)などの違いによる5モデルが用意されている。本体サイズと重量は、幅304×奥行き250×高さ36.6mm/2.6kg。
『ThinkPad A30』 |
A4サイズより一回り大きなA4ファイルサイズのオールインワンノート『ThinkPad A30』は、モバイルCeleron-1.20GHz搭載の1モデル。14.1インチのXGA液晶ディスプレー、HDD 20GB、24倍速CD-ROMドライブを内蔵する。プレインストールOSはWindows XP Professional。本体サイズと重量は、幅329×奥行き272.5×高さ44.6~46.8mm/3.4kg。
『ThinkPad A31』 |
モバイルPentium 4搭載のA4ファイルサイズ・オールインワンノート『ThinkPad A31』は、CPUの動作クロック(1.60/1.80GHz)、メモリー搭載量(128MB/256MB、いずれもPC2100対応DDR SDRAMで最大1GB)、液晶ディスプレーの解像度(XGA/SXGA+)、光メディアドライブ(CD-ROMドライブ/CD-RW&DVD対応コンボドライブ)、内蔵無線LAN機能の有無、プレインストールOS(Windows 2000 Professional/XP Professional)などの違いにより4モデルが用意されている。本体サイズと重量は、幅329×奥行き272.5×高さ44.6~46.8mm/3.5kg。
『ThinkPad A31p』 |
モバイルPentium 4-2.0GHzにUXGA表示の15インチTFT液晶ディスプレー、ビデオチップにはOpenGL対応の3D CGアプリケーションを高速表示するATI MOBILITY FIRE GL 7800を搭載するハイエンドノート『ThinkPad A31p』は、プレインストールOS(Windows 2000 Professional/XP Professional)の違いによる2モデルが用意されている。本体サイズと重量は、幅329×奥行き272.5×45.7~46.8mm/3.5kg。
デスクトップパソコン“NetVistaシリーズ”の新製品は、10万円を切る構成を含むエントリーモデルとして“NetVista A30”を新規投入したほかは、CPUクロックを高速化したもの。また、ThinkPadと同様にRapid Restore PCやIBM Access Connectionsをプレインストールしている。
『NetVista A30』(液晶ディスプレーは別売) |
新規投入されたエントリーモデル『NetVista A30』は、FDDと光メディアドライブが縦に並び、前面にUSB 2.0ポートを4つ持つコンパクトデスクトップ。CPUの種別(Pentium 4-1.8GHz/Celeron-1.7GHz)、チップセット(Intel 845GV/845GL)、光メディアドライブ(CD-ROMドライブ/CD-RWドライブ)、プレインストールOS(Windows 2000 Professional/XP Home Edition/XP Professional)により14モデルが用意されている。本体サイズと重量は、幅84×奥行き345×高さ309mm/約7.4kg。
『NetVista A30p』(液晶ディスプレーは別売) |
タワー型筐体にPentium 4-2.53/2.40GHzを搭載する『NetVista A30p』は、PCIスロット×3、前面5インチベイ×2(空き1)、内部3.5インチベイ×3(空き1)などの拡張性を持つ。光メディアドライブ(CD-ROM/CD-RW/CD-RW&DVDコンボドライブ)とプレインストールOS(上位モデルはWindows XP Home Editionのみ、普及モデルはWindows 2000 Professional/XP Home Edition/XP Professional)の違いにより、5モデルが用意されている。本体サイズと重量は、幅190×奥行き399×高さ41.5mm/約13.4kg。
『NetVista M42 Slim』(液晶ディスプレーは別売) |
A30よりも奥行きが85mm少ないコンパクト筐体の『NetVista M42 Slim』は、CPUとチップセットの種別(Pentium 4-2.53GHz&Intel 845GV/Celeron-1.7GHz&845GL)、光メディアドライブ(CD-ROM/CD-RW&DVDコンボドライブ)、プレインストールOS(Windows 2000 Professional/XP Home Edition/XP Professional)、Office XP Personalのバンドルの有無により14モデルがラインナップされている。本体サイズと重量は、幅92×奥行き260×高さ315mm/約5.9kg。
『NetVista M42』(液晶ディスプレーは別売) |
デスクトップ筐体を採用した『NetVista M42』は、CPUにPentium 4-2.53GHz(チップセットはIntel 845G)を搭載。PCIスロット×3、5インチベイ×2(空き1)、3.5インチベイ×2(空き1)を持つ。光メディアドライブ(CD-ROM/CD-RW)とプレインストールOS(Windows 2000 Professional/XP Home Edition/XP Professional)の違いにより4モデルがラインナップされている。本体サイズと重量は、幅425×奥行き414×高さ140mm/約10.0kg。
なお、ThinkPad(T30/A31p)とNetVista(A30p)には、日本アイ・ビー・エムの直販サイト“IBMダイレクト”のみで購入可能な“カスタマイズ・モデル”も用意されている。こちらは21日に出荷開始予定となっている。