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NTTドコモ、位置情報サービス専用端末『Posiseek R』と“らくらくホンIIS”を発売

2002年09月02日 17時46分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは2日、位置情報サービス“DLP(DoCoMo Location Platform)”専用の法人向け端末『Posiseek R(ポジシーク アール)』を5日に、幅広い年齢層をターゲットにした“らくらくホン”の新製品『ムーバF671iS』を6日に発売すると発表した。価格は『Posiseek R』の本体が3万3800円で、標準セット(電池パック/ACアダプター/卓上ホルダー)が5200円。『ムーバ F671iS』の本体はオープンプライスで、標準セット(電池パック/ACアダプター/卓上ホルダー)が6400円。

『Posiseek R』『Posiseek R』

『Posiseek R』は、位置情報サービス“DLP(DoCoMo Location Platform)”を利用して、位置の検索などに対応した専用端末。端末側からASP/企業への位置情報の通知にも対応する。測位にはGPSを利用しており、精度は約10~50m。GPSを利用できない地下などのエリアでは、DoPa網の基地局のエリア情報を基にしたおおよその測位が可能という。本体には、2つのコールボタンを装備し、それぞれに“通常の位置通知用”と“緊急通報用”のように設定すれば、端末を所持しているユーザーの状態などを位置情報とともにシステム側に通知することもできるという。

利用イメージ
『Posiseek R』のサービス利用イメージ

通信にはパケット回線(DoPa)を利用し、通信速度は最大9600bps。通信時間は、5分間隔で通信した場合が38時間、1時間間隔では166時間となる。待受時間は約180時間。GPSの感度は-150dBm(GPS外部アンテナ使用時)。電源は充電式リチウム電池。本体サイズは幅45×奥行き22×高さ95mm、重量は79g。なお、音声通話とデータ通信は行なえない。

ムーバF671iS『ムーバF671iS』(トラッドシルバー)

『ムーバF671iS』(愛称:らくらくホンIIS)は、2001年9月に発売した、障害者や高齢者を含む幅広い年齢層をターゲットにしたiモード携帯電話機『ムーバF671i』(愛称:らくらくホンII)の後継機種。iモード利用時の画面表示文字のサイズを12ドットから20ドットに大きくしたほか、メール操作などの手順を画面にイラストで表示するといった新機能を搭載する。本体は折り畳み型となり、閉じたままでも、“着信”“メール”“伝言”などを表示できる約1.2インチの背面ディスプレーを装備する。電話帳でかけたい相手やよく使うメニューを音声で呼び出すことができる音声認識機能や、受信メールなどを読み上げる音声読み上げ機能を搭載する。タッチダイヤルボタンは3個搭載する。6万5536色表示の約2.1インチTFT液晶ディスプレーを搭載する。

『ムーバF671iS』折り畳んだ『ムーバF671iS』

連続待ち受け時間は約470時間。連続通話時間は約140分。データ通信速度は9600bps。本体カラーと“トラッドシルバー”“エターナルピンク”で、本体サイズは幅52×奥行き28×高さ97mm(折り畳み時)、重量は約110g。

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