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内蔵IEEE1394コントローラをはじめて用いたSiS745マザーがAOpenから安価で登場

2002年06月13日 00時00分更新

文● 小磯

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AK75

 ECSMSIASUSTeKに続き、AOpenからも“SiS745”チップセット搭載マザーボード「AK75」が登場してきた。製品としてはやや出遅れた感が否めないものの、AK75はSiS745マザーボードとしてはじめて、North BridgeとSouth Bridgeを統合したSiS745チップセット内蔵のIEEE1394コントローラを利用しているという点で見逃せない製品と言える。



IEEE1394搭載をうたうシール

 SiS745の“SiS735”チップセットに対する特徴は、PC2700(DDR333) DDR SDRAMのサポートと、そしてIEEE1394コントローラの内蔵。SiSは発表時にIEEE1394コントローラを内蔵するチップセットは史上初だと胸を張っていたのだが、発表からあまりに長いこと対応製品が登場しなかったため、忘れてしまっている人も多いのではないだろうか。



TSB41AB3
IEEE1394 PHY。ASUSTeK製SiS735マザーボード「A7S333」では空きパターンだけ確認できていたが、搭載が確認できたのは今回が初

 物理層を構成するチップ(PHY)にはTI(Texas Instruments)製の“TSB41AB3”を採用。TSB41AB3はPCIスロットのすぐ近くへ3つの端子とともに配されており、そこからブラケットを用いてケース背面へ引き出す仕様だ。なおPHYのすぐ近くには同じくUSB1.1端子も用意されているが、こちらはブラケットが用意されていないため、USBはバックパネル部の2ポートのみとなる。パッケージには6ポート用意とされているのでこの点は注意したい。なおそのパッケージでは、発表されながら登場しておらず、早くても月末までは店頭に並ばないと目されるThoroughbredコア版Athlon XP対応がASUSTeK製SiS745マザーボードと同様にうたわれている。



IEEE1394端子 IEEE1394ブラケット
PHYを取り囲むように置かれているIEEE1394端子×3(とUSB1.1端子×2)。右はパッケージ同梱のIEEE1394引き出しブラケット
インターフェイス 販売中

 拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1、DIMM×3。FSBは100~200MHzの範囲を1MHz刻みでBIOSから設定でき、倍率はマザーボード上のディップスイッチから5~12.5倍の範囲を設定可能。IEEE1394以外のオンボード機能はAC'97コーデックによるサウンド機能のみとなっているものの、実売価格が9480円~9999円と1万円を割り込みながら、IEEE1394をサポートしているのはそれだけで十分魅力的と言えるだろう。史上初のチップセット内蔵IEEE1394コントローラの実力が気になる人も要チェックだ。


13日現在の価格情報
価格ショップ
\9,480コムサテライト1号店
コムサテライト2号店
\9,524OVERTOP
\9,999TSUKUMO eX.
\9,800クレバリー1号店
コムサテライト3号店
WonderCity
\9,999TSUKUMO eX.
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