日本ヒューレット・パッカード(株)とコンパックコンピュータ(株)は8日、米ヒューレット・パッカード社が現地時間の7日に行なった、同社と米コンパックコンピュータ社との合併による新生HP発足の発表を受けて、日本法人の合併に向けた作業と各種手続きを開始したと発表した。
日本法人の代表取締役会長には、現日本HP社長の寺澤正雄氏が、代表取締役社長には現コンパックコンピュータ社長の高柳肇氏が就任する予定で、今後数ヵ月をめどに新生日本HPを発足させるとしている。
併せて、製品のロードマップとブランド戦略の概要を公開した。主な内容は、サーバー製品ではHPをマスターブランドとして、IA-32サーバーにはProLiantを利用する。ビジネス用デスクトップ/ノートパソコンはコンパックブランドを使用し、コンシューマー用デスクトップ/ノートパソコンは地域により両方のブランドで提供する。PDAの“Compaq iPAQ Pocket PC”は“HP iPAQ”に改称し、それにHP Jornadaを統合する。Jornadaは2002年中にフェーズアウト。また、個人向けインクジェット/オールインワンプリンター、スキャナー、デジタルプロジェクターはHPブランド。UNIXはHP-UXに集約するなど、市場での認知度やマーケットシェア、インストールベースなどを基にブランドの統合などが計画されている。詳細な情報は、今後、各ビジネスグループから発表するとしている。