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こんなパーツはアリ?! ケース内部用蛍光灯!

2002年04月30日 22時52分更新

文● 小磯

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蛍光灯本体

 外観や機能性で差別化できなくなったPCケースは、光りモノ頼りになるのかもしれない。先週、IDEのアクセスランプを用いてカラフルな5つのLEDが明滅するPCケース用エンブレムキットを紹介したが、今度は“PCケース内部を照らす蛍光灯”が5月中旬発売予定だ。PCパーツの代理店、そしてUSER'S SIDEの関連企業として知られるグロウアップ・ジャパン扱いの製品で、CUSTOMに予価3980円で入荷予定となっている。



青色光
店内の明かりをある程度落として撮影。かなり明るいのが分かる

 現在のところ製品名が未定となっているこのアイテムは、付属のトランスによってPC内部のペリフェラル用4ピンコネクタの12Vから動作できるようにした青色光を放つスリムタイプの蛍光灯。青色光の明るさなど詳細は不明だが、サンプルを実際に点灯させてみて得られた光量は、取り付ける場所次第では1本でもケース内のほとんどを十分カバーできそうなほど。蛍光灯の全長は編集部実測値で335mmとなっており、一般的なミドルタワーケース以上の大きさがあればまず問題なく利用できるだろう。トランス、そして蛍光灯を固定用の付属部品を貼るだけのスペースが確保できれば、天板部の裏や拡張スロットの近く、各種ドライブのコネクタ部周辺など、動作や接続を目視して確認したい場所次第でさまざまな使い方が考えられそうだ。もちろん、単純に“隠れたオシャレ”としても利用できそう。側面板にスリットが入っているようなPCケースなら、ひと味違った楽しみ方ができるかもしれない。


トランスと12Vケーブル、そして蛍光灯固定用部品
トランスとケーブル 取り付け部品

 ひとつ気になるのは給電が内部電源からのみということ。つまり電源断時には光らないため、たとえば机の下に置いてあるPCの側面板を開けて、暗がりの中コネクタやジャンパの抜き差しだけしたい場合に今回の蛍光灯は利用できないわけだ。いちいち懐中電灯や小型ライトを持ち出す代わりに蛍光灯、とはいかないのは実に惜しい。
 なおこの件についてグロウアップ・ジャパンに確認してみると、同社では、乾電池や充電池による駆動ができるようにすべく検討するとのこと。今後、PC起動時は内蔵電源から、そして電源断時は別の方法で蛍光灯が利用できるようになる可能性は決して低くなく、(発売前から言うのは気が早いとは思うが)こちらにも期待したいところだ。

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