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USBサウンドはココまで来た!世界初の「USBヘッドホン」がオーディオテクニカから

2002年04月19日 23時17分更新

文● 小磯

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ATC-HA4USB
ATC-HA4USB

 USBサウンドデバイスとして、ひとつの究極形とも言える製品がオーディオテクニカから登場した。その名も「USBデジタルヘッドホン」(型番:ATC-HA4USB)。USBサウンドデバイスとヘッドホンを一体型にするという思い切った仕様の製品だ。オーディオテクニカによると、USB端子に直接接続して利用するヘッドホンが登場したのは今回がはじめて。

 ATC-HA4USBはD/Aコンバータアンプをヘッドホンのハウジングに内蔵するのが最大の特徴。USBサウンドデバイスとしてPCからのノイズを受けにくく、最大出力時のS/N比90dB(公称値)を実現するだけでなく、D/Aコンバータアンプと耳との間に余分なコネクタを介さないため、アナログジャック部分の接触不良などによる音質劣化の心配がないのも魅力といえるだろう。

 ヘッドホン部は密閉ダイナミック型で、耳全体を包み込む“トータルイヤー設計”を採用。ハウジング部を回転させて片耳モニタとして利用することもできるようになっている。ハウジング、そしてヘッドホン全体の大きさを考えるとモバイル環境での活用はやや難しそうだが、USB端子へダイレクトに接続するだけで利用できるため、ノートやブックサイズなど、拡張性に乏しいPCで手軽に音楽を楽しむための選択肢としては十分にアリだろう。オフィスで仕事をしながら使うのに最適?!


ヘッドホン本体。ここだけ見るとまったくオーディオ用ヘッドホンと区別が付かないが、ケーブルと繋がっている方にD/Aコンバータアンプを内蔵している
ヘッドホン ハウジング

 電源はUSBバスパワー。インターフェイスとなるUSB端子は標準タイプAとなっている。明日20日からフェイスが9800円で販売を開始する予定だ。フェイスでは実際に試聴できるデモ展示を行うとしているので、実際の音質についてはぜひ自分の耳で確かめてほしい。

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