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ノートPC向けAudigy!? USB接続の外付けSound Blasterが登場

2002年01月11日 22時29分更新

文● 小磯

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Sound Blaster Extigy

 Creativeから同社初のUSB外付けサウンドデバイスがデビューする。その名は「Sound Blaster Extigy」。「Creative製のフラグシップサウンドカードを“外=EX”に出した」名称となっている同製品は、簡単に言うとノートPCや拡張性に乏しいデスクトップPC向けのUSB接続AVアンプだ。

 16日(水)発売予定として実機の展示を開始したのはTSUKUMO eX.。予価2万3799円となっている同製品を見てみると、Sound Blaster Audigy(以下Audigy)のウリとなった、S/N比を100dBにまで高めた出力24bit/96kHzのサンプリングレートに対応するDACはもちろん搭載。チップはAudigyの“Audigyプロセッサー”とは異なる“Extigy DSPエンジン”となっている。またAudigyの“Platinum eX”で用意された外付けボックスではサポートされず、残念に思う人も少なくなかったハードウェアドルビーデジタルデコーダを今回のExtigyでは搭載しているのも大きな特徴と言えるだろう。デジタル入力端子を用意しているため、PCと接続しなくても単体でドルビーデジタルデコーダ搭載AVアンプとして利用できるのは嬉しいところ。



展示中

 このほかAudigyがサポートした3D音場技術「EAX Advanced HD」をベースとする「EAX Advanced HD Musicテクノロジー」の採用により、録音時のノイズ低減や再生速度の変更、ステレオソースのサラウンド化といった処理が可能になっている。



リア

 インターフェイスは、リアにアナログ5.1ch出力(ミニジャック×3)、Creative製サラウンドスピーカシステムにデジタル出力できるミニDIN兼デジタル出力(ミニジャック)×1、MIDI出力×1、同軸デジタル入力×1、MIDI入力×1で、入出力は上述のとおりUSB。一方フロント部分には光デジタル入力×1、ライン入力(ミニジャック)×1、マイク入力(ミニジャック)×1、光デジタル出力×1、ヘッドホン出力×1と、音量調節つまみやインジケータを用意する。



パッケージ

 100%“外付け版Audigy”であるわけではないため、Audigyと同じ機能を求めるのは酷な点には注意が必要。だが、すでに数社が先行して投入しているところへPCサウンドについては一日の長があるCreativeが参入する意義は決して小さくないと言えるだろう。完成度に注目してみたい。



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