4万円台という値が付けられたスチール製ミドルタワーATXケースがSupermicroから登場した。4万円台といえば、高級アルミケースが買えてしまう価格だ。型番は「SC742i-420」。横に寝かせれば4Uラックケースとしても利用できるようになっているという仕様が目を引く、ハイエンド志向の一品である。
驚くのはまずそのサイズで、178(W)×615(D)×434(H)mmという、ラックを意識した、十分すぎるほどの余裕を持つ奥行きは圧巻。総重量16.47kgを誇る厚めのスチールが醸し出す重量感もかなりのもので、これだけでも一見の価値アリと言えるだろう。ドライブベイは5インチ×4、3.5インチ×7で、5インチベイは1つずつ、3.5インチベイは3つと4つのカートリッジごとにケース手前へすべて引き出せるようになっている。冷却面に目を向けると、3.5インチベイの近くには、どちらのカートリッジを冷却するか任意に変更できる9cm角ケースファンが用意されているほか、ケース背面には12cm角の巨大な排気ファンも搭載。電源は製品型番からも想像できるように420Wで、SSI EPS12V対応のSupermicro(ABLECOM)製電源「SP420-RP」を採用している。
ケース前面部にはかなり凝った“Supermicro”ロゴが埋め込まれている |
なお店頭に在庫を確保し4万6800円で販売を開始したUSER'S SIDE本店では即日完売。BLESS 秋葉原本店では受発注扱いで4万9800円としている。またBLESS 秋葉原本店では同製品のSCSIモデルで、3.5インチベイがすべてSCAインターフェイスのUltra160 SCSI対応カートリッジになっている「SC742S-420」も7万4800円で受注を受け付け中。
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