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アルミケースだけじゃない!外観や仕様にコダワリを見せるユニークなスチールケースが2製品

2002年04月05日 00時00分更新

文● 編集部

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 今週になって、アキバで実績のある代理店2社から、ユニークなミドルタワーATXスチールケースが2つデビュー。アルミケース全盛の時代ではあるが、1万円台前半~中盤の投資で仕様や外観に凝った製品を手に入れられるのが魅力なスチールケースを順に紹介していこう。

ドライバーレスに徹底してこだわった高級志向の一品

CI6919BK
側面

 トライコーポレーションのJustyブランドから登場した「CI6919」は同社従来製品「CT-2700」の後継と位置づけられる高級志向品。特徴は徹底したドライバーレスの仕様で、4つ用意される5インチベイはもちろんスライド式のガイドを利用し、スクリューレスで着脱できる。背面に標準で搭載する12cm角ファン、前面に用意する8cm角ファンも、専用のアタッチメントによってワンタッチで着脱可能。さらにはケース前面のパネルもスクリューレスで着脱でき、空気孔に取り付けられたダストフィルタのみを取り出して掃除する際にもドライバはいっさい必要ない。ドライバが必要なのはシャドウ4つを含む6つの3.5インチベイのみで、これもカセット式を採用することにより3台単位で容易に取り外しができるようになっているという徹底振りだ。各カセットには1台分ずつショックアブソーバが用意されており、HDD 2台までこれを利用できるようになっている点も見逃せない。



ガイド 排気ファン アタッチメント
5インチベイ用ガイド温度センサ(詳細不明)付きの12cm角排気ファン専用のアタッチメントを標準で用意しており、ファンは簡単に着脱できる。8cm角ファンのアタッチメントもサイズ以外は同様
フロントパネル 分解 3.5インチドライブ
フロントパネルも2つにわけてかんたんに着脱できる(右写真へ続く)さらに、そこから3つに分解。ダストフィルタだけを水洗い、といったメンテナンスも簡単だカセット式を採用する3.5インチドライブ部。それぞれ1番下のベイにはショックアブソーバも見える
2色

 サイズは210(W)×480(D)×540(H)mm。Xeon用マザーボードも動作保証されている余裕の内部空間を持つため、スクリューレスとの相乗効果でかなりのメンテナンス性を確保する。電源ユニットには静穏電源として定評があり、Athlon XP 2100+の推奨電源にもなっているHEC製350W製品「HEC-350LD-T」を採用。フロントパネルへサウンド入出力とUSB、IEEE1394を引き出せるようになっているなど、基本もしっかり押さえている点も評価すべきだろう。バリエーションはブラック(CI6919BK)とアイボリー(CI6919IV)の2つで、価格はCI6919IVのみ取り扱いの高速電脳で1万4800円、両色取り扱いのコムサテライト3号店ではともに1万6800円。



電磁波防止対策 HEC-350LD-T 日本語マニュアル
細かい点だが、電磁波防止対策も取られているHEC製350W電源を搭載。もちろんPentium 4にも対応する日本語マニュアルも同梱

アルミケースもどき?!なアクリルパネル採用ケース

KN-1000A

 一方、恵安扱いで登場した「KN-1000A」は、これまでも複数のメーカー/代理店から登場した“前面アクリルパネル採用ケース”。だが、アルミケースの専売特許的イメージがあった透明アクリルパネルをスチールケースが採用した例はこれまでなく、ある意味コロンブスの卵的な製品と言えるだろう。スチールケースでありながら、アクリルパネルを採用しているためにどことなくアルミ風に見えるのは一見の価値アリだ。



アップ
角のアップ。ここだけではアルミケースと見間違いそうだ
側面

 ドライブベイは5インチ×4、3.5インチ×2、シャドウ×5。前面に8cm角の吸気ファンを備え、またフロントにはサウンド入出力とUSB、IEEE1394を引き出し可能と、外観同様、同じようなデザインのアルミケースとほぼ同じスペックを持つ。電源はCWT(Channel Well Technology)製のPentium 4対応300W品。価格はコムサテライト3号店で1万2800円となっているほか、先に展示品が1台だけ入荷したOVERTOPでも近日中に販売を開始する予定だ。なおコムサテライト3号店によれば、来週中頃にはまとまった数が入荷する見込み。



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