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3Ware製の高級IDE RAIDカード「Escalade」に最廉価モデルが2万円台で登場

2002年04月05日 00時00分更新

文● Jo_Kubota

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パッケージ

 独自のコントローラを搭載し、信頼性や高速性で一定の評価を得る3Ware製のハイエンドIDE RAIDコントローラカード「Escalade」に最廉価モデル「Escalade 7210」登場。USER'S SIDE本店では早ければ明日から2万7800円で販売開始予定となっているほか、T-ZONE.PC DIY SHOPでは来週入荷、予価2万5800円と予告している。



Escalade 7210

 Escaladeシリーズは1万円台で購入できる他社製のIDE RAIDカードとは一線を画す信頼性と速度がウリの製品だが、4chモデルの「Escalade 7410」が5万円台中後半、8chモデルの「Escalade 7810」に至っては8万円以上と、コンシューマ市場の製品としては高すぎるのがネックだった。しかし2chモデルとなったEscalade 7210で一気に2万円台となったことで、1万円台かそれ以下の定番IDE RAIDカードやオンボードのIDE RAIDコントローラに抵抗を感じていたような人たちに、ある程度の信頼性を確保する、パフォーマンスデスクトップ向けで手頃なIDE RAID環境の選択肢が与えられたことになる。



3ware 200-0017-00
IDE RAIDコントローラ“3ware 200-0017-00”(左)。上位モデルとまったく同じもの

 パッケージにはUltra ATA/100対応とあるが、実際にはUltra ATA/133に対応する。また、BigDriveもサポート。2chで、HDDは2台までとなるため、RAIDレベルはストライピングのRAID 0、ミラーリングのRAID 1、2台のハードディスクを連結して使用するJBODのみとなるが、コントローラは上位モデルが搭載しているものとまったく同じ。RAID 5にこだわらなければ、7210はミニマムな環境で必要十分なスペックを手にすることができるわけだ。PCIバスは64bit/33MHzに対応しており、デュアルCPUをサポートするマザーボードの多くでサポートされる64bit PCIスロットを埋めたいという要望にも応えてくれる。



スイッチバッファ
メモリ。一般的にはキャッシュメモリだが、3wareの場合はスイッチ用バッファと呼ぶのが適切と思われる。メモリはMicron製のSRAM(MT55L64L32P1)×2で、合計4Mbit(512KB)搭載する。クロックは100MHz
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