Socket370/Socket A用超薄型CPUクーラー「GHA-130」が登場した。販売元はCTS、製造元はラックマウントサーバ用の各種パーツを製造している台湾GUANGHSING社。もちろん、もともとは1Uラックマウントサーバ用として作られたものだ。
何といってもすごいのはその薄さで、パッケージによるとファン込みで22.5mm。そして実際に測った数値では20.5mmというものだ。ヒートシンクは全銅製で、薄いベースの上に丈の短いフィンを立てるというもので、高さは実測値で9mm。一体成型のスカイブフィンだけに、ロウ付けなどでフィンを取り付ける形式よりは熱伝導が良さそうだが、さすがにこれで本当に発熱を処理しきれるのかどうか不安になってくるくらいの薄さだ。一応、代理店側のコメントによればAthlon XP 1800+までは動作を確認したとのこと。
ファンは6cm角で10mm厚。回転数は5200rpmと高めで、騒音は35dB。ベースに取り付けられた金属板に持ち上げられてネジ止めされる形で固定されており、構造上簡単にファンの換装が可能。CPUの上方に余裕がない場合は標準の極薄状態で使うとして、そうでない場合ならより厚いファンに換えれば冷却力をアップさせられるというわけだ。
ファンのマウント部とフィンのアップ。よく見れば確かにスカイブフィンだ |
CPUの上にスペースの少ないコンパクトベアボーンPC用として、興味深い製品といえよう。
価格はCUSTOMで3580円。
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