16MBキャッシュを搭載したCD-RWドライブ「CR-4809TE」を投入して話題になったミツミ電機から、同じく16MBキャッシュ搭載の書き込み最大32倍速CD-RWドライブ「CR-480ATE」がデビュー。一部ショップで販売が始まっている。同ドライブを採用した製品としては日本マランツ製「MZ-R5112A」が同社のウェブサイト直販で販売が始まっているが、アキバの店頭に並んだのは今回がはじめて。
すでに書き込み24倍速ドライブ「CR-4809TE」で証明されているように、16MBのキャッシュは書き込み元のデータを読み出す際、なんらかの遅延が発生した場合に効果がある。CR-480ATEはミツミ製ドライブお馴染みのOak Technology製バッファアンダーランエラー防止機能“ExacLink”を搭載しているが、書き込み速度が高速になればなるほど読み出し元のデータ転送トラブルは即ExacLinkの動作へと繋がるだけに、この大容量キャッシュは見逃せないだろう。メディア上に(エラーとならない程度とはいえ)ギャップが発生するのはガマンできない、でも出来る限り高速にCD-Rに書き込みたいというワガママな人にうってつけのアイテムと言えそうだ。
書き換え速度は最大12倍速、読み出し速度は最大40倍速。32倍速書き込みを実現したOak Technology製LSI“OTI-9797S”により、先にヤマハなどから採用製品が発売(もしくは発表)されている次世代パケットライティング規格「CD-MRW」(Mount Rainier)にも対応している。ただし付属するライティングソフトは「Nero 5.5」のみで、CD-MRWに対応したパケットライティングソフトは付属しておらず、現時点でCD-MRWを利用できない点にはやや注意が必要と言えるだろう。価格は若松通商エルプラザで1万1980円(土・日特価)、パソコン工房秋葉原店で1万2300円、コムサテライト3号店で1万2480円。
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