■ドラマ「氷点」からミュージカルまで
――本当にスケジュールがつまってるようですが、飯塚さんの1日ってどんな1日なんですか?
アフレコ3本とラジオやCS放送の司会をやっていたりするんですが、アフレコが1日2本になる時があるんですね。そんなときは午前10時からずーっとお仕事で、途中に取材が入ったりします。で、空いている短時間でショッピングをしちゃうんですよ。もう、試着しないで買ったりする(笑)。今だっ!と思ったら、すぐ行動に移してしまうタイプなんで…。そこのバックのなかにも5着入ってます(笑)
――それも短時間でゲットしたんですか?
15分くらい(笑)
――活動範囲もマルチというか、広いですよね
最初はドラマを中心にやってきて、女優さんになる夢を追いかけてたんですね。でも声の仕事をはじめてから、いろんな道があるんだなって分かったんです。最終的にやりたいことは、まだ決められないんですけど。目前に現れてくることに色々挑戦すれば、答えが見えてるのかと思ってます。
――ドラマの一番最初は「氷点」ですね。これは大分前ですが、声優さんになるきっかけは?
「氷点」に出演したのは4歳か5歳の時だったと思います。でも、ドラマのお仕事って、そんなに頻繁にあるわけではなくて、1年に2~3本だったりという調子で、高校生くらいまでやってたんですね。それで3年生の時に、ビデオアニメのオーディションを受けてそれがきっかけでした。それ以来、色々なものに出演させていただくなかで、声優としての仕事が増えてきました。声のお仕事としてのデビュー作は「おもひでぽろぽろ」っていう作品なんですけど、中学2年生くらいの時ですね。
――「おもひでぽろぽろ」はしっとりとしたアニメですよね
そうなんですけど、役自体は強気な女の子の役でした。
――今放送されている「チャンス」のアカリ役はどうですか?
アニメ自体が人間ドラマをテーマにしているのでアカリちゃんを演じる時には、本当に役を演じるというよりも「自分をポッと入れてみた」みたいな感じが強いですね。歌がすごく好きで、歌えることの喜びを感じている女性という点でも共感できました。
――よく子供のころ観てたアニメってどんなものですか?
そーですねえ、「とんがり帽子のメモル」「メイプルタウン物語」とかを日曜日の朝、早起きしてみてました。あと、男の子っぽいの、「筋肉マン」とか「怪物くん」とか、「ドラえもん」も…。藤子・F・不二雄先生のは全部観てましたね。
――今後、どういう方面に活躍を
この夏までアルバムをずっと制作していて、夏にコンサート、アニメのほうも4月からの新番組が多くて、そっちのほうも平行してやっていたんですけど、秋からはまた新しいキャラクターに出逢えたらいいなあと思ってます。あと、来年のはじめにはミュージカルにも挑戦します。
――それはもう決まってるんですか?
「パナマ・ハッティー」というミュージカルで、3月3日から30日まで帝国劇場での公演になります。幼い女の子の役です。
――ミュージカルははじめてですか?
昨年の秋も、青山劇場で「ワンス・アポン・ァ・マットレス」というのに出演して、結構大きな役をいただいたんです。けど、難しかったですね。最初は気持ちを伝えようとしても、なかなか伝わらないんですよ。体全部でぶつかっていかないととお客さんに伝わらないっていうのが掴めるまで時間がかかりましたね。けど、それを経験したおかげで今の自信にもつながってるし、今回も全力でぶつかっていきたいです。