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電磁パルスをカットするという弁当箱風HDDマウンタ「PH-35B Pro」

2001年07月28日 22時06分更新

文● 小磯

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PH-35B Pro
「PH-35B Pro」。右手前の隙間はケーブル用

 静音ケース“サイレントマスター”など、アルミ製品のラインナップで知られるジャパンバリューからプロ仕様のHDDマウンタ「PH-35B Pro」がデビュー。熱伝導シート付きのケースでHDDをすっぽり覆い、放熱と防音を狙った従来製品「PH-35B」の改良版という位置づけだが、まったく違う製品といっていいほどのゴツい仕上がりになっている。印象は昔ながらの弁当箱といったところ。



アルミ板
4mm厚のアルミ板

 目を引くのは4mmという肉厚のアルマイト加工済みアルミ板。この厚さにより防音はもちろん、HDDが放出する、電子機器にダメージを与えたり、ときには破壊することもあるパルス状の電磁波(電磁パルス)を遮断することができるという。ジャパンバリューではこのPH-35Bを、わずかなノイズでも致命的になるレンダリングやサンプリングのプロ用に向けて開発したとしている。
 なお、PH-35Bは10000rpm以上のHDDなど、高熱を発するHDDの放熱を十分に行えない欠点があったが、それに対応すべくPH-35B Proでは天板部分一面に熱伝導ゲルシート、そして側面には放熱銅板を装備しており、放熱対策にも苦心のあとが見て取れる。



天板
天板。茶色部分が熱伝導ゲルシート。また、側面にはコの字型に銅板が取りつけられているのも確認できる
底板
底板。こちらはフルアルミ。ジャパンバリュー製HDDマウンタお馴染みのショックアブソーバも装備している
箱

 価格はOVERTOPで6780円。5インチベイ装着用の防音&放熱HDDマウンタとしては最も高価な部類に入るが、いかにも効果がありそうな剛健なボディは、防音や冷却のマニアならずとも気になるところだ。



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