アライドテレシス(株)は11日、電話線を用いてデータ通信を行なうHomePNA用の新製品として、24ポートのスイッチ2機種と、Ethernet/USBへのコンバーター2機種を発表した
『CentreCOM HS826TX V1』(上)と『CentreCOM HS826TX V1』(下) |
HomePNAは、既設の電話線上の未使用周波数帯域を用いてデータ通信を行なうための規格。新たにネットワークケーブルを敷設せずに、既存の電話回線で済むため、集合集宅やテナントビルなどでの利用が期待されている。同社が今回発表したHomePNAスイッチは、管理機能(SNMP)に対応した『CentreCOM HS826TX V1』と、非対応の『同 HS726TX V1』の2機種。両機種とも、24個のHomePNAポートのほか、2個のEthernetポートを装備。任意のポートを複数のVLANに帰属可能な“マルチプルVLAN機能”を搭載し、ポートごとのセキュリティーの確保と、ルーター/サーバーの共有を両立できるという。販売開始時期と価格は、HS826TXが31日で24万8000円、HS726TXが19万8000円で6月初旬。
『CentreCOM HS703T V1』 |
『CentreCOM HS703U V1』 |
そのほか、各部屋で電話用/データ通信用にケーブルを分岐させるコンバーター製品として、1個のEthernetポート(10Mbps)を装備する『CentreCOM HS703T V1』と、1個のUSBポートを装備する『同 HS703U V1』を用意。販売開始時期と価格は、HS703Tが5月中旬で1万5000円、HS703Uが5月30日で9800円。