国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(グローコム)は13日、英語での情報発信と交流を目的としたサイト“国際情報発信プラットフォーム(GLOCOM
Platform)”を開設した。同サイトには、日本から世界に向けて意見表明を行なう“Opinion”と、学識者らによる対談を収録した“Debates”のコーナーを用意。海外メディアやシンクタンクなどを対象に、英語による情報発信を行なうことで、国際世論の形成に影響力を持つことを狙いとする。
国際情報発信プラットフォーム |
同プラットフォームでは、主に国際・外交・政治、経済・経営、情報・通信・技術の3分野を重点的にカバーする。この他、広く社会や文化の問題も取り上げていく予定。これまでもグローコムでは英語のサイトを設けていたが、グローコムの活動報告や日本の現状紹介など、事後的な情報に留まっていた。今回のプラットフォームにおいては、海外における日本への誤解に対してディベート形式で反論したり、日本を巡る重要問題について意見表明を行なうなど、積極的な情報発信を行なっていく。
同サイトの基本方針を決める“国際情報発信・親委員会”には、グローコム所長の公文俊平氏を委員長に、国際通貨研究所の行天豊雄理事長など5名の委員が参加する。実際の運営に携わる実行委員は、国際大学教授の宮尾尊弘氏ら3名が担当する。また、編集アドバイザーには日本電気特別顧問の鈴木祥弘氏ら3人が名を連ねている。
国際情報発信・親委員会の委員長として、GLOCOM Platformの運営方針決定に携わる、国際大学グローコム所長の公文俊平氏 |