Web Tools&Tipsでは、昨年秋から多数の「Photoshopで作るWebデザイン素材」の記事をお届けしてきた(関連記事)。中でも人気が高かったのは、Photoshopブラシに関する記事だ。そこで今回は、2007~2008年にかけて流行したグランジ系のデザインに使えるブラシを紹介しよう。
「薄汚れた」などの意味がある“グランジ”。Webサイトの世界では、紙や布、金属、レンガなどの質感のある素材を大胆に組み合わせ、「しわ」やひっかき傷をつけたり、かすれた印刷物やペンキがはねたような加工を施したデザインが、海外サイトを中心に広く採用された。昨年末に発表された「Best CSS Design 2008」でも、そうした“グランジ系”のデザインのサイトはいくつか選ばれており、人気は根強いようだ(関連記事)。
そんなグランジ系の素材作りも、もちろんPhotoshopにお任せだ。ネット上で公開・配布されている豊富なブラシライブラリを使えばそのエッセンスを手軽に取り込める。ダウンロードしてすぐ使えるブラシライブラリの中から、特に編集部オススメのアイテムを紹介しよう。
なお、ブラシライブラリのインストール方法については、以前の記事(関連記事)で紹介している。今回紹介するブラシはすべてPhotoshop CS4で動作を確認しているが、古いバージョンのPhotoshopを使っているなどの理由でうまく動かない場合は、ツールを使って取り込む方法があるのでそちらを参考にしてほしい(関連記事)。また、ブラシによっては商用利用に制限を設けているものもあるので、業務で利用するときは、あらかじめ配布元サイトで利用条件を確認のこと。
The Grunge
まずはQbrushesから、その名もずばり「The Grunge」を紹介しよう。全部で10種類のブラシが入っているこのライブラリは、名前どおりいかにも“グランジっぽい”デザインができる基本セットだ。収録されているブラシは最高幅1400ピクセルと解像度が高く、使い勝手もいい。「すぐに使うかどうか分からないけど、とりあえず1セットは持っておきたい」なんて場合には間違いなくこれをゲットしておこう。
Grunge Notion 2
次はおなじみdeviantArtから、「Grunge Notion 2」というブラシライブラリをピックアップ。収録されている24種類のブラシは、「薄汚れた」というよりも、しっかり「汚れきった」印象のテクスチャ。ごつごつとした質感がある。そのため用途は限られそうだが、サイズも幅500ピクセルとあまり大きくないので、ワンポイントで使ったり、他のブラシと組み合わせたりするのがよさそうだ。