このページの本文へ

厳選!ロゴデザインに使えるフォント収集術 (1/2)

2009年02月26日 06時00分更新

文●小橋川誠己/企画報道編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷
サンプル

フォントを変えるとロゴの印象は大きく変わる

 Webサイトのロゴをカッコよく作りたい。そんなときにはやはり、ロゴデザインのベースとなるフォントが重要だ。個性豊かな質の高いフォントを使えば、その分、ロゴやWebサイトのクオリティも大きくアップする。ただひとつ困るのは、星の数ほどあるフォントをどう選べばいいか、ということだろう。そこで今回は、“ロゴに使えるフォント”をテーマに、効率よくフォントを探せるツールやサイトをまとめて紹介しよう。

※利用条件はフォントや配布元サイトによって異なります。実際に使用する際は、あらかじめ各サイトに掲載されている利用条件を確認してください。


約1万種類のフォントをダウンロードできる「FontSpace」

 とにかく1ヵ所でなるべくたくさんのフォントを見てみたいときには、フォント制作者のコミュニティサイト「FontSpace」がオススメだ。フリーフォントを中心に、約1万種類の欧文フォントが公開されている。登録数は毎日どんどん増加しており、訪れてみるたびに新しいフォントとの出会いが期待できる。

FontSpace

1万種類近くのフォントが公開されているコミュニティサイト「FontSpace」


 膨大な登録数もさることながら、FontSpaceをオススメするもうひとつの理由は、サイトの使いやすさだ。フォントごとの詳細ページには、収録されているすべての字形が掲載されているうえ、自分が入力した任意のテキストで組見本(サンプル)も表示してくれる。フォントをダウンロードする前にデザインのイメージを固められるのがうれしい。さらに、「Gallery」のコーナーには、そのフォントを使ったグラフィックデザインの作例も掲載されており、デザインの刺激になる。

(左)入力したテキストで見本を表示してくれる。サイズの変更も可能。(右)「Gallery」を覗けば、参考になる作例が掲載されている


 また、この手の海外サイトでは「ライセンス形態が不明確で使いにくい」といったこともよくあるが、FontSpaceの場合は、フォントごとに商用/非商用利用の可否が明記されている。わざわざ作者に問い合わせる手間もなく、安心して利用できるのもオススメするポイントだ。


あの企業ロゴのフォントも買える?! 「Fonts.com」

 次は、米モノタイプイメージングが運営する商用フォントの販売サイト「Fonts.com」を紹介しよう。大手フォントベンダーによる定番フォントから個性的なデザイナーズフォントまで、約15万種類のフォントが単体またはパッケージで購入できるサイトだ。有償サイトだけに、ここでの売れ筋をチェックするだけでも、現在の流行りのフォントの傾向が分かる。

Fonts.com

米モノタイプイメージングが運営する商用フォントの販売サイト「Fonts.com」


 ユニークなのは、「Famous Fonts」というコーナー。アップルやアマゾンといった、有名企業のロゴとよく似たフォントが紹介されている。「あの会社のロゴっぽく」というイメージが固まっている場合に参考になる。

Fonts.com

有名企業のロゴがずらり。憧れのあのロゴと同じフォントが使えるかも?


前へ 1 2 次へ

Web Professionalトップへ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています