米マイクロソフト社は現地時間20日、米国・カリフォルニア州サンフランシスコで開催されているゲーム開発者向け国際会議「Game Developers Conference 2008」(GDC)にて行なった基調講演の中で、同社が提供する統合ゲーム開発環境「XNA Game Studio 2.0」を使った自作ゲームを、2008年末にXbox LIVEに投稿できるようにすると発表した。
発表によると、XNA Game Studio 2.0を利用して、XNAクリエイターズクラブのメンバーが作成したXbox 360向け自作ゲーム(同社はこれを「コミュニティゲーム」と呼んでいる)は、2008年末以降にすべてXbox LIVEでの配信のために投稿できるようになるという。
投稿されたゲームは、クリエイターズクラブのメンバー同士によって厳密な評価プロセスを経て、表現の妥当性や適正に対する評価が行なわれるという。
同社のエンターテイメント&デバイス部門 インタラクティブ エンターテイメント ビジネス LIVE、ソフトウェア、サービス担当 コーポレート バイスプレジデントのジョン・シャパート(John Schappert)氏は、基調講演にて「ゲーム産業が全てのゲームクリエイターに門戸を解放し、誰しもが自分の作品を世界中のユーザーに届けるようにすべき時期がやってきた。デジタル音楽やビデオ共有などのサービスがもたらした変革をゲームの世界にも導入し、ユーザー同士の交流による創造的かつ社会的な革命を引き起こすことを目指している」と語った。
さらに、自分が作成したゲームがXbox LIVE上で公開される可能性があることを示すために、Xbox LIVE マーケットプレースにて、XNA Game Studio 2.0で作成された7本のゲームを配信すると発表した。配信予定のゲームは以下の7つ。