ドラゴン・ネットワークス、JMC、レビックグローバルの3社は、日本版SOX法対応における内部統制の文書化作業を支援するツール「JSOXクイックドキュメント」を共同で開発した。ドラゴン・ネットワークスがアプライアンスサーバとして販売、ASPサービスとしても提供する。
eラーニングやコンサルティングメニューも用意、ASPサービスも提供
3社が共同で開発したのは、内部統制の構築における文書化を支援するソリューション「JSOXクイックドキュメント」。内部統制の文書化ツールをセットアップ済みのアプライアンスサーバと実施のためのeラーニング用コンテンツを組み合わせて販売する。
ソリューションの中心となる文書化ツールは、業務プロセスを5W1Hで選択することで、いわゆる文書化3点セットと呼ばれる「業務記述書」「リスクコントロールマトリクス(RCM)」「業務フロー」を作成できるのが特徴。マスター化した項目(部署/実施者/時期/証跡/作業)を選択して標準化された業務記述書を作成したり、業務記述書をもとに自動的に業務フォローチャートを作成する機能を持つ。また、あらかじめ想定されるリスク項目についてはテンプレート化しており、入力作業の軽減を図る工夫がなされている。
同ツールはWebベースのアプリケーションとなっており、Webブラウザ上で利用可能。作成した文書はExcel形式でのエクスポートにも対応する。
製品ラインナップと価格(税別)は、アプライアンスサーバのみを提供する「JSOXクイックドキュメント サーバ スタンダード」が180万円。加えて年間サポート、eラーニングの教材(DVD/テキスト)が付属する「JSOXクイックドキュメント サーバ プロ」が285万円。さらにコンサルティングサービスが付く「JSOXクイックドキュメント サーバ スーパーバイザー」が685万円からとなる。コンサルタントはJMCが派遣し、全体計画の策定から研修、監査法人対応のための各種支援を行なう。
ドラゴン・ネットワークスではこのほか、9月27日からASPサービスも開始する計画。料金はアプライアンスサーバと同額だが、利用期間は1年間(2年目以降は料金の25%で継続可)となる。