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公売オークションに“萌え萌え出品”登場の舞台裏

2007年04月17日 22時00分更新

文● 松本佳代子

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 ヤフーオークションの官公庁オークションページに、12日から萌え系フィギュアが出品されて話題になっている。出品者は「北海道 後志(しりべし)支庁 小樽道税事務所 納税課」だ。

 出品されているのは

・着せ替えOK! エヴァ 綾波レイ Marmit製 フィギュア

・3000個限定! ときメモ SPアクションフィギュア

――など10セット14体。最低入札額800~1200円。これらのフィギュアの相場には明るくないが、そんなに高くはないのではないかと感じる。

公売ページ

え! お役所がこんなもの出品してもいいのぉぉ?

 官公庁オークションページは“不動産”や“自動車”“リゾートマンション権”などと仰々しいジャンルが並ぶが、その最後に“フィギュア”の文字がちょこんと付いている。おまけとして付いちゃいました、という感じだ。

 それを見ると、驚きと共に疑問は沸くばかりである。

 なぜフィギュアが? そして、なぜ小樽から?

 ASCII.JPの編集者Qは「寒い地方は冬にやることがないから、オタクに走りやすいんじゃないのか? 漫画家は新潟県出身が多いと聞いた」といい加減なことを言う。

 確かに知り合いの北海道農家の方々は、閑農期の趣味として高級大型外国製バイクを持っていた――本当は乗りたいのだが、閑農期=雪の時期なので、おいそれと乗れない――ミニカー収集にいそしんだりしているが、果たしてそうなのか?

 というわけで、この謎を解明するべく納税課に電話したところ、担当者の納税第一係係長の亀本氏に取り次いでいただけた。

(次ページに続く)

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