鈴鳴ちりん・選
Image from Amazon.co.jp |
ひこうき雲 |
当時のユーミンの作品は、歌詞もメロディも興味深い。情景描写のみで悲しみや喜びや愛しさを表現してしまう言葉選びが好き。メロディはいつまでたっても色あせない。当時「ひこうき雲」は、かなりセンセーショナルな作品だったのだろうな。
Image from Amazon.co.jp |
Penguin Cafe Orchestra |
■ Penguin Cafe Orchestra/Penguin Cafe Orchestra (1981)
ある日、ペンギンに変装したバレリーナがペンギンカフェオーケストラの曲をバックに踊っていた。それを見てすぐに私はバレエを習い始めました。残念ながらバレエのお稽古は7ヵ月でギブアップしましたが、ペンギンカフェオーケストラはいつまでも大好きです。
Image from Amazon.co.jp |
G N' R Lies |
■ G N' R Lies/Guns N' Roses (1988)
ハードロック好きです。東京ドーム公演、2回行きました。趣味の合う友人がいなくて、一人で行きました(涙) ええ、楽しかったわ! 「PATIENCE」って曲が良いんですよ。「忍耐」という意味で、これはギターのイジー・ストラドリンが、キレやすい相棒アクセル・ローズへ送ったメッセージソングなのかも……?
Image from Amazon.co.jp |
シャイン |
ピアニスト、デヴィット・ヘルフゴットの物語。彼はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番という奇異な曲に翻弄され、精神が混乱してしまう……。彼自身が奏でるピアノ曲を多く含み、その音色には彼の繊細な心が映し出されています。サントラゆえに曲が短いですが、次々と間を置かず流れるので長い組曲のよう。
Image from Amazon.co.jp |
AMELIE FROM MONTMARTRE 「アメリ」オリジナル・サウンドトラック |
「アメリ」は今のところマイベストワンシネマ。思い入れが強すぎて気軽に鑑賞できない作品。サントラもおすすめです。アコーディオンの演奏がすばらしく、一瞬でパリの町並みへ誘う。バンクーバー五輪の男子フィギュアで、フランスの選手(フローラン・アモディオ)がアメリの曲を使ってましたね。
Image from Amazon.co.jp |
Feels Like Home |
■ Feels Like Home/Norah Jones (2004)
これを聴くと、頭の中がゆるんでとてもリラックスできる。もともとアコースティックなサウンドが好きなのですが、特にこの作品のピアノの音とアコギの音はたまりません。このアルバムって一枚通して同じテンションで聴いていられるのがうれしい!
Image from Amazon.co.jp |
ヤエル・ナイム |
■ Yael Naim & David Donatien/Yael Naim (2007)
MacBook AirのCMに起用された「New Soul」目当てでおんさんが購入してきた。で、聴かせてもらいました。あれ? 歌詞が読めない文字! ヘブライ語で歌ってる曲が! しかし、ヘブライ語ってこんなに耳心地のよいものなのか! と。この人の声、私好みです。
著者紹介――四本淑三
1963年生まれ。高校時代にロッキング・オンで音楽ライターとしてデビューするも、音楽業界に疑問を感じてすぐ引退。現在はインターネット時代ならではの音楽シーンのあり方に興味を持ち、ガジェット音楽やボーカロイドシーンをフォローするフリーライター。
この連載の記事
-
第164回
トピックス
より真空管らしい音になるーーNutubeの特性と開発者の制御に迫る -
第163回
トピックス
超小型ヘッドアンプ「MV50」のCLEANは21世紀の再発明だった -
第162回
トピックス
欲しい音を出すため――極小ヘッドアンプ「MV50」音色設定に見る秘密 -
第161回
トピックス
最大出力50Wのヘッドアンプ「MV50」は自宅やバンドで使えるのか? -
第160回
トピックス
新型真空管「Nutube」搭載ヘッドアンプのサウンドはなにが違う? -
第159回
トピックス
開発で大喧嘩、新型真空管「Nutube」搭載超小型ヘッドアンプ「MV50」のこだわりを聞く -
第158回
トピックス
唯一無二の音、日本人製作家の最高ギターを販売店はどう見る? -
第157回
トピックス
「レッド・スペシャルにないものを」日本人製作家が作った最高のギター -
第156回
トピックス
QUEENブライアン・メイのギターを日本人製作家が作るまで -
第155回
トピックス
QUEENブライアン・メイのギターは常識破りの連続だった -
第154回
トピックス
てあしくちびるは日本の音楽シーンを打破する先端的ポップだ - この連載の一覧へ