アスキー的パソコン大解剖 第56回
PCゲームデビューに最適な1台を選び出す!
今買うべきGeForce RTX 2060搭載BTO パソコンはコレだ (1/8)
2019年02月16日 12時00分更新
2018年は「eスポーツ元年」と言われ、プロゲーマーが次々に誕生して盛況を見せたゲーミング業界。それを見て、PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(通称:PUBG)や、League of Legends(通称:LoL)などを始めた人は多いだろう。
また、今からプロゲーマーになろうとしている人もいるはずだ。そんなプレイヤーをサポートするために、各PCメーカーやパーツメーカー、PCデバイスメーカーがゲーミングモデルの新製品を開発、販売している。
もちろんBTO PCメーカーも凌ぎを削っている。次々と新製品を市場に送り出している。なるべく多くのユーザーに届くように、少しでもより良い環境でゲームを楽しんでもらえるように日々力を注いでいる。
これからPCを買う人、ゲームのためにPCを買い替えるという人も多いだろう。コンシューマーゲーム機からPCでのプレイに切り替える人もいるかもしれない。しかし、「PCゲームをしたくてもPC自体のことはよくわからない」という人は多いはずだ。そんな人たちのために、ニーズに合わせた「BTO PC」を紹介していこう。
リアルタイム・レイトレーシングで描画できる
GeForce RTX20シリーズ搭載マシンを選ぶ
各BTO PCを紹介する前に、タイトルにもあるGeForce RTX 20シリーズについて触れておこう。最大の特徴は「リアルタイム・レイトレーシング」だ。とはいえPC初心者にレイトレーシング云々を普通に説明してもチンプンカンプンだろう。サラッと説明するに留めるが、直訳すると「光(Ray)を写し出す(Tracing)テクノロジー」だ。
人が物体を認識する時、必ずその物体に対して光が当たり、その当たった光が屈折、反射、吸収をして、その物体を「見る」ことができる。それと同じような体験をPCにもたらす技術だ。
RTX20シリーズでは、リアルタイムにその処理を行なう技術を使っている。それが「リアルタイム・レイトレーシング」だ。要は「肉眼で見ているような映像を映し出す不思議な技術」とでも覚えてもらえればOKだ。
このリアルタイム・レイトレーシングは、RTX2060、RTX2070、RTX2080、RTX2080Tiに搭載されている。そしてこのリアルタイム・レイトレーシングという技術にさまざまなゲームのタイトルが最適化されており、そのタイトル数は日に日に増えている。
数年先を見据えると、RTXシリーズなしでは、本来のグラフィックスを表現できないタイトルが増加していくと思われる。レイトレーシングだけでなく、DLSS (Deep Learning Super-Sampling)というなめらかな画質とフレームレート向上を両立する新しい高画質化処理や、低価格ディスプレーでも画面同期が可能なG-SYNCコンパチブルにより、綺麗に、より鮮明に、より迫力あるゲーム体験をするためにはRTXシリーズは必要不可欠だ。
はじめてのゲーミングPCならば
GeForce RTX 2060搭載BTO PCがオススメ
その中でも、比較的安価に手にできるGeForce RTX 2060は、より多くのユーザーにとって非常に有用だ。
性能としては、ザックリ言えば前世代のGTXシリーズのアッパーミドルからハイクラスの間で、ファイナルファンタジーXIVや黒い砂漠、モンスターハンター: ワールドなどは、最高設定でも大迫力かつ非常に快適なプレイができ、より的確な判断を瞬時に要求されるeスポーツ系タイトルは言わずもがなである。
また、League of LegendsなどのMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)と呼ばれるオンライン対戦ゲームのタイトルも、RTX2060であれば快適なプレイが十分可能だ。より的確な判断を瞬時に要求されるタイトルには、相応のグラフィックパワーが大きな武器になる。
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