Twitterは、ユーザーの会話を「指数」で選別しようとしているのでしょうか?
3月1日、Twitterは公式ブログにおいて「Twitterの健全性指標測定への提案書を募集」を公開しました。Twitterの公共の場における総体的な健全性、公開性、マナーのレベル向上をサポートするため、「会話の総合的な健全性指標」に対する「Twitterの貢献度」の測定するための提案を募集しています。
このような提案が出てくること自体はうなずけます。「フェイクニュース」が問題視されて久しい昨今、ソーシャルメディアが、プラットフォーム上でやりとりされる情報の健全性に敏感になるのは自然な成り行きです。
たとえば、2016年の米大統領選で、ロシアの団体がFacebookに広告という形でうそのニュースを流したことが昨年ニュースになりました。BBCによれば、2015年6月から2017年8月にかけて8万件の投稿があったといいます。
TwitterやFacebookなどを眺めていると、「本当かな?」と思うような投稿が散見されます。えてして、センセーショナルな話題は間違った情報だったりするものです。誰しもが発信者になれる、怒りや驚きなどの感情を気軽にシェアできるようになった代償として、デマの流布と拡散も容易になってしまいました。
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