昔の常識は、いまでは否定されているものも多かったりします。
たとえば夏場の冷房は、こまめにオン/オフするよりも、つけっぱなしのほうが電気代がかからない場合がある。エアコンは設定温度を維持するより、設定温度にいたるまでの高出力運転のほうが、電力消費が大きいのですね。部屋を冷やすのに電力を使うわけで、一度冷えてしまえばそのままが安い。
では冬場の暖房はどうでしょうか。ダイキン工業はエアコン暖房の消費電力を検証、こまめにオン/オフするよりも、30分程度の外出ならばつけっぱなしのほうがオトクという結果を発表しています(ニュースリリース)。
もともと同社は2016年に夏場のエアコン冷房の電力消費を検証しており、30分程度の外出であればつけっぱなしのほうが電気代が安いという結果を発表していました。エアコン暖房としてはどうなのかとユーザーからの問い合わせを受け、新たに暖房バージョンの実験を実施したそうです。
京都市内の築15年のマンションで検証、24時間つけっぱなしの場合と、30分間隔でオン/オフを繰り返した場合、つけっぱなしにしたほうが電気代は安くなる結果となっています。ただ、ケースバイケースといえばそれまでですが、生活時間帯によってはつけっぱなしがよいとも言い切れない。
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