iPhone Xではホームボタンがなくなりました。
ホームボタンがなくなったことは、iPhoneの歴史上でもエポックメイキングなことだと思います。これまでのiPhoneは、基本、どんな状態であっても、ホームボタンを押せばホーム画面に戻った。iPhone 8/8 Plusですらホームボタンを搭載されていることを考えれば、それを無くしたiPhone Xは、かなりの挑戦を秘めた機種といえましょう。
iPhoneを電話と考えると、ホームボタンを押すことは、いわば受話器を置く動作でした。どこの誰とつながっていようとも、どんな操作をしていようとも、受話器を置けば(ホームボタンを押せば)最初に戻るわけです。
そのホームボタンがなくなったのは、スマートフォン、ざっくりいえば先進的な「携帯電話」だったiPhoneが、電話機ではない、あるいはそれを超えた何かになった(もしくは、目指している)ことを強く印象づけるトピックかもしれません。
操作も変わりました。iPhone Xの電源を切るには、サイドボタンと音量ボタンのどちらかを長押しし、画面に表示されたボタンをスライドします。ちなみに強制再起動はボリュームキーの上を1回、下を1回押して、サイドボタンを押しっぱなしです。
Apple Payを利用する際にも、サイドボタンを2度押しします。Siriの呼び出しはサイドボタンの長押し。サイドボタンと音量ボタン上の同時押しでスクリーンキャプチャです。ちなみに3度押しするとアクセシビリティのショートカットを呼び出せます(iPhone 8シリーズ以前はホームボタン3度押しで可能)。
iPhone Xのサイドボタンは以前のiPhoneと比べると、やや大きくなりました。物理的な耐久性も強くなっているのかもしれません。押す頻度が上がることを見越した対処なのでしょうね。
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