iPhone X(テン)の話題で持ちきりですが、筆者はずっと気になっていたことがありました。「どうも新しいiPhoneは、『iPhone X』という名前らしい」というウワサが発売直前に出回ったときに、「エックスなのか、テンなのか」と、読みがわからなかったのです。
iPhoneは10周年を迎えたわけですから、その記念モデルと考えれば、テンだよなあ。でも特別なモデルだから、ちょっと凝った呼び名をするかもしれないしなあ。発表まで、ぼんやりと考えていたものです。実際、日本のみならず海外のサイトでも、「エックス」と呼んでいるところはあったそうな。
結果的にはどうも「テン」と読むようですが、山口健太氏の「Windows情報局ななふぉ出張所」最新回では、とても示唆に富む指摘があります。「テンでもありエックスでもあるiPhone Xは正しいネーミングといえる」……というのです。
どういうことか。まず、10周年を記念して、「次の10年を見据えたスマートフォン」であるから、10を意味するX(テン)でもある。一方で、メインストリームのiPhoneとは異なる実験的な位置付けでもあり、使い勝手が大きく変わる未知の存在でX(エックス)でもある。
もちろん真相はまだわからないわけですが、これを読んだ時に「なるほど……」と唸ってしまいました。テンでもあり、エックスでもある存在。それがiPhone X。
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