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アスキースマホ総研・白書 第50回

トイレも探せるし、タクシーも呼べる「Googleマップ」の便利すぎる隠れた機能 (1/3)

2017年09月06日 17時00分更新

文● ASCII編集部

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 乗り換えのルート案内や周辺状況の確認などに役立つGoogleマップだが、よくチェックしてみるとピンポイントで役立つ機能が満載だ。今回はGoogleマップのディープな機能を中心に紹介していこう。

地図だけでなく高低差や混雑状況、イベントも店舗も全部わかる!

 Googleマップを起動すると、自分の現在位置を中心に地図が表示される。よくマップを起動するユーザーなら見慣れた画面だが、細かく表示を切り替えられるだけでなく、周辺情報の検索機能も強力。さらに乗り換え案内も使える万能アプリだ。

【小技その1】混雑状況や高低差を考慮して移動ルートを決める

 Googleマップの地図表示は見た目が変わる“地図の種類”と、地図上に表示される情報を切り替える“地図の詳細”の組み合わせで使う。デフォルト地図は視認性が高く周辺の情報が確認しやすいので、ふだんはこちらを使うといいだろう。また、自動車やバイクなどでの移動前には地図の詳細で“交通状況”に切り替えると混雑度がわかる。移動経路で赤や黄色が表示された部分は混雑しているため、迂回ルートを検討しよう。

Googleマップを起動し、右上のレイヤーアイコンをタップする

表示する地図と情報をそれぞれ切り替えられる

路線図は公共機関の位置関係がわかりやすい

交通状況は表示色が赤に近づくほど混雑している

 サイクリングや旅行中の散策時に、移動ルートで“地形表示”を使うのもいいアイデアだ。縮小表示では高低差が視覚的にわかりやすく、地点を拡大すると等高線が表示されるのでルートの勾配がイメージしやすい。ざっと縮小で見回して事前にラクなルートを選べば体力の消耗を抑えられる。逆に標高が高い場所に目星をつけてストリートビューに切り替えると、絶景スポットが探しやすく旅のプラン作成に役立つ。

地形表示に切り替えると周囲の高低差がわかるので、散歩やサイクリングなどのルート難易度や所要移動時間を割り出す目安になる

マップのアイコンをタップすると、展望台など絶景スポットの見晴らしが写真で確認できることも

【小技その2】迷いそうになったら3Dビューと航空写真を使う

 出先で迷いそうになったら3Dビューと航空写真表示の出番だ。方位磁石アイコンをタップすると3Dビューに切り替わる。地図を拡大すると周囲の建物の高さや形状がわかるので、自分がどちらに向いているかすぐにわかる。逆に周囲に目印になるランドマークがない場合は、航空写真表示の出番だ。地図を拡大すると周囲の建物の外観や色が確認できるので、自分の向いている方向がすぐに特定できる。どちらもストリートビューを使わずにサッと向きを確認できるのが利点だ。

方位磁石アイコンをタップすると3Dビューに切り替わる

付近のビルなどランドマークの高さがわかるので、自分が向いている方向が特定しやすい

航空写真表示に切り替える

拡大すると付近の建物の外観や色が確認できるので位置関係が特定しやすくなる

周囲で開催中の一部イベントが地図に表示されるのも、あまり知られていない機能のひとつだ

【小技その3】トイレはどこ? 切羽詰まったらインドアマップがお役立ち

 出先で急にお腹の調子が悪くなることもある。とはいえ、見える範囲にトイレが見つからない場合があるのが困りもの。「公衆トイレ」「トイレ」で付近のエリアを検索しても見つからないことも多い。そこで役立つのが、多数のトイレがある大きな建物のインドアマップ表示だ。

大きな建物の場合は、地図表示を拡大するとインドアマップを表示できることが多い。インドアマップでは左側の階数をタップすると表示階を切り替えられる

 大きめな建物付近でマップを拡大表示するとインドアマップが表示される。階数をタップすると表示する階層を切り替えられるので、トイレの場所を探しやすい。さらに多目的トイレもアイコンで見分けられるため、子どものおむつ交換などの際にも役立つ。駅のインドアマップでもトイレの位置は確認できるので、電車を降りる前にトイレの場所を確認しておくといいだろう。

 店舗や施設によってはインドアビューを公開しているところもある。画面左下の画像アイコンをタップするとインドアビューに切り替わり、各階ごとにバーチャルツアーを楽しめる。対応施設の場合は横表示に切り替えて+方位磁石アイコンをタップするのがオススメ。スマホの向きと角度に合わせて自由に視線を変更できるのが楽しい。

横浜のカップヌードルミュージアムのインドアマップ。画面左下のインドアビューをタップすると……

Google公式のインドアビューを確認できる

横表示に切り替えて方位磁石アイコンをタップすると、スマホの向きにあわせてインドアビューを見渡せる

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