いまから約20年前に誕生したパーム(Palm)。PDA全盛時代は世界シェアの半数を誇る製品でした。しかし、スマートフォン時代の波に乗り遅れたことで、最終的にはHPに買収されてしまいました。
パームの製品の中からスマートフォンを中心に、その栄光の時代から苦悩の末期を振り返ります。
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Treo 600のヒットでスマートフォンメーカーの仲間入り
ハンドスプリングを買収したパームは、ハードウェアを手がける「palmOne」と、Palm OSを開発する「PalmSource」の2社に分離しました。「Treo 600」はPalm One初のスマートフォンとして2003年秋に発売されたのです。
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