ASCII倶楽部

このページの本文へ

MCコジマのカルチャー編集後記 第204回

あずきバー粉砕機の苦労 試作機はプレゼン中に壊れた

2017年05月23日 08時00分更新

文● コジマ/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ネットにおいて、その固さによって知られているアイスが(おそらく)2つあります。

 1つは「シンカンセンスゴイカタイアイス」として知られる、めいらく「スーパープレミアムアイスクリーム」。東海道・山陽新幹線、東北新幹線、北陸新幹線の車内販売で売られているアイスクリームですが、とにかく固い。乳脂肪分を高めて濃厚な味わいとなめらかな舌触りを実現するべく、空気含有量を低くして密度を上げたのがその理由。

 もう1つが井村屋のアイスキャンディー「あずきバー」。香料・無着色の昔ながらの製法で作られた味もさることながら、「世界一固いアイス」とも言われているほど固いことで有名。

 そのあずきバーを削ってかき氷にできるのが、タカラトミーアーツ「おかしなかき氷 井村屋あずきバー」(6月29日から発売、3024円)。

 あずきバーのスティック部分を専用パーツ「ぬけるんバー」に固定し、レバーを回してスティックを抜き取ります。その後、スティックが抜けたあずきバーを本体にセットし、ハンドルを回すとあずきバーが削れ、ふわふわのかき氷にできるというもの。

 とにかく固いあずきバーをあえて削ることでかき氷にするというねらいで開発に着手した本商品。しかし、開発には並々ならぬ苦労があったようです。

カテゴリートップへ

この連載の記事

週間ランキングTOP5

ASCII倶楽部会員によく見られてる記事はコレだ!

ASCII倶楽部の新着記事

会員専用動画の紹介も!