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DJコジマの作業“中”BGM 第19回

Suicide「Suicide: Alan Vega and Martin Rev」

ニューヨークの密室電子楽園、スーサイド【倶楽部】

2016年07月19日 16時00分更新

文● コジマ

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Image from Amazon.co.jp
Second Album

ニューヨークの鬼才に敬意を評して

 7月16日、スーサイドのアラン・ヴェガが亡くなりました。78歳でした。謹んで哀悼の意を表します。

 アラン・ヴェガ(ボーカル)とマーティン・レヴ(シンセサイザー、ドラムマシーン)の2人によって、1971年にニューヨークで結成されたスーサイド。無機質でザラッとした音のシンセに、うめいたり叫んだりとアラン・ヴェガの奔放なボーカルが乗るという、なんともアヴァンギャルドなスタイル。

 一般的には(スーサイドがどこまで「一般的」なのかは、ちょっと悩ましいですが……)1977年に発表されたファースト・アルバムの代表作とされているようです。電子音のチープなリズムとメロディーが冷たく反復を続け、アラン・ヴェガがうめき、絶叫する、あまりにも独創的な1枚。高く評価されるのもうなずけます。

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 ただ、筆者のお気に入りは1980年のセカンド・アルバム。「なーんでこんな時間に、こーんな作業をしなきゃならねえかなあ……」とやさぐれているときに、よく聴いたものです。

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