DJコジマの作業“中”BGM 第16回
Art Blakey「A Night at Birdland, Vol. 1」
何十回聴いたことか 熱すぎるジャズの名盤【倶楽部】
2016年07月13日 16時00分更新
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コンプリート・バードランドの夜 Vol.1 |
湿気を吹き飛ばすジャズ入門
日本の夏がきびしい理由は湿度にあるのではないでしょうか。気温が高いのはともかくとして、あのムシムシする湿度にはどうにも耐えられません。
そんな不快指数に負けそうな日は、じめじめ気分をスカッとふっ飛ばす、熱いジャズを聴いて自分に喝を入れたい。強烈なリズムが、自分のだらけたペースを作り直してくれるような感じになれます。
少し話は逸れますが、「ジャズを聴きたいんだけど、最初に何を聴いたらいい?」という質問をされたら、どんなアルバムを薦めればよいでしょうか。そういう場合、いかにも“ジャジー”なピアノトリオはもちろん、筆者は強烈なライブ盤をあわせて挙げるようにしています。
音楽のジャンルに正しい入門、正しい手順というものは、意外となかったりします。雰囲気で聴いても大いによし。一聴した瞬間に耳を奪われるでもよし。恋愛と同じです。友達のような関係から自然とくっつくこともあるし、一目見た瞬間にもうその人のことしか考えられなくなることもあるわけです。まあ、筆者は独身ですが……ともかく、取っかかりは人それぞれなので、決めつけないほうがいいかもということで。
ともかく今日は、今さら挙げるのは名盤過ぎて恥ずかしいかもしれない、しかしよいものはいつ聴いてもよい。名ドラマー、アート・ブレイキーのライブ盤「バードランドの夜」をチョイス。
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