アニメ制作の大容量ファイル共有を効率化 コミックス・ウェーブ・フィルムがDropboxを活用
Dropbox Japanは10月28日、コミックス・ウェーブ・フィルムがアニメーション制作の現場でDropbox Advancedを活用し、知的財産を守りながら効率的なファイル共有と生産性向上を実現した事例を公表した。
コミックス・ウェーブ・フィルムは、アニメーション映画の企画・制作から劇場配給、海外セールス、作家マネジメントまでを手掛けるアニメスタジオだ。従来はFTPサーバでファイルを共有していたが、暗号化やアクセス制御の面で不安があり、ユーザアカウント共有や履歴管理の難しさも課題となっていた。そこで同社はDropbox Advancedを採用し、データの暗号化、閲覧専用URL、アクティビティログ、監査機能、さらに365日間のデータ復元機能を活用する運用へ移行したという。
導入は2025年5月に開始され、制作部と事業部の社員全員にアカウントを配布した。これにより、外部の無償ファイル共有サービスの利用を抑えつつ、アカウントの共有も防止できた。運用面でも、退職や休職に伴うアカウント削除が管理画面から数クリックで行え、問い合わせ件数も大幅に減少したとされる。管理者の負担軽減と同時に、スタッフが本来業務へ集中しやすい環境が整った点が大きいという。
直近では、2026年8月に劇場公開された片野坂亮監督の「しらぬひ」でもDropboxが活躍したという。カット総数300以上の制作では大容量ファイルのやり取りが頻発したが、通常の共有機能に加え、最大100GB送信できるDropbox Transferや閲覧専用リンクを使い分けることで、セキュアかつ効率的な運用を実現した。1アカウント当たり5TBの容量や、レビュー機能のDropbox Replayも注目されており、同社は今後、制作プロセス全体のファイル共有をDropboxに一本化していく方針だ。
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