鑑定付きマーケットプレイス「SNKRDUNK(スニダン)」を運営するSODAは9月17日、ポケモンカードゲームやポケモン関連商品の偽造品について、自社の取引・真贋鑑定データをもとにしたトレンドレポートを公開した。カードだけでなく、未開封BOXやぬいぐるみ、さらに鑑定済み商品に使われるシールの偽造・模倣も確認しているという。
2026年は「ポケットモンスター」誕生から30周年を迎え、ポケモンカードゲームも発売30周年の節目となる。カードをはじめ、グッズやアパレルなど記念・限定商品の展開が相次ぎ、コレクター市場の熱気も高まっている。
SODAによると、スニダンにおける2026年1~8月のポケモンカード取引数は、2024年1~8月と比べて約10倍に増加している。
こうした人気の裏側で、警戒感が高まっているのが偽造品だ。同社の「スニダン鑑定研究所」では、カードそのものを模倣した商品に加え、未開封BOXに見せかけるため外装フィルムを加工した、いわゆる「再シュリンク品」などを確認しているという。
30周年記念商品の「30th CELEBRATION」に収録された「ミュウex FUR」と「ミュウツーex FUR」では、正規品と偽造品で色味や表面のレリーフ加工に違いが確認された。エネルギー部分についても、正規品ではFUR専用の特殊デザインなのに対し、確認された偽造品では通常のデザインが使われていたという。
肉眼だけでは分かりにくい違いもある。SODAは赤外線カメラやUVライトを使った検査で、正規品と偽造品の反応に差が見られたとしている。印刷や表面加工など、見た目を似せても再現しきれない部分が鑑定の手掛かりになるという。
「ブラッキーex SAR」では背景色の再現精度やレリーフの立体感、文字の鮮明さなどに差があった。「メガゲンガーex SAR」でもイラストの輪郭やコントラスト、文字のにじみ、表面加工などに違いが確認されたという。
偽造の対象はボックスにもおよぶ。「MEGAドリームex」のボックスでは、ロゴや文字の印刷状態に加えて、UVライトを当てた際の反応にも正規品との差が確認されたとしている。
「はじまりのピカチュウ」のぬいぐるみでも偽造品が確認されている。正規品とは全体のフォルムやパーツ形状が異なり、商品タグの色味や印刷仕様、UVライトへの反応にも違いがあったという。
さらには、同社による「鑑定済み」を装う手口も確認されている。SODAによると、スニダンの鑑定済み商品に貼られる鑑定シールそのものを偽造・模倣したケースも確認されている。シールがあるという理由だけで判断せず、デザインや仕様、貼り付け位置なども確認する必要があるとしている。
SODAは2025年7月に「スニダン鑑定研究所」を設立し、X線透過装置や赤外線カメラ、UVライト、マイクロスコープなどを使って偽造品を分析している。ただし、これらの真贋鑑定はすべてが同社による独自のものであり、今回のレポートもポケモン社による公式な調査や発表ではない。
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