KDDIが発表した、1台のスマホで2つ目の電話番号が持てる「セカンドナンバー」。auユーザー向けサービスで、月額料金は550円。では、どんなメリットや注意点があるか、わかりやすくまとめた。
au「セカンドナンバー」【メリットその1】
2つめの電話番号を電話/SMS専用で持つことができる
ここ数年、とにかく迷惑電話・詐欺電話が増加している。そこで各種ウェブサービスに登録したり、よく知らない相手に番号を教える場合に、メインで使っている電話番号は使いにくいと考える人も多くなっている。
その際に便利なのが、この「セカンドナンバー」となる。電話/SMS専用で月550円と安いので、たとえば子供が通う学校や保育園からの連絡先専用として使ったり、SMS認証が求められるウェブサービスなどにも対応できる。
au「セカンドナンバー」【メリットその2】
iPhoneを含めて、今販売されている大半のスマホで利用可能
「セカンドナンバー」は、過去の2in1のような複雑な仕組みではなく、2回線目となるeSIMが別途発行される形を採用している。つまり、いわゆるデュアルSIM&eSIM対応スマホで広く使えるので、iPhone(XR/XS以降、第2世代SE含む)やAndroidスマホの大半で利用が可能。
申し込みはオンラインで完結するが、auショップの店頭でも対応しているので、スマホの操作にそれほど詳しくない人でも設定さえ完了すれば問題なく使いこなせるはず。
au「セカンドナンバー」【メリットその3】
迷惑・詐欺電話対策が標準で付いてくる
「セカンドナンバー」では、月額550円の基本料金に「電話きほんパック(V)」の機能が標準で付いてくる。具体的には留守番電話や迷惑電話撃退サービスなどが用意されている。
また、店頭で手続きすれば「YOU選番号サービス」も新規契約時に無料で利用可能(本来は1100円)。「YOU選番号サービス」は下4桁を好きな数字から選べるもので、メイン回線とうまく合わせることで電話番号を覚えやすくなる。
au「セカンドナンバー」【注意点その1】
「セカンドナンバー」側にかけ放題は追加不可 着信用が基本
「セカンドナンバー」回線は仕事用に便利そう! と考える人もいそうだが、若干注意が必要。かけ放題(通話定額)のオプションを追加できないからだ。
メイン回線でかけ放題オプションを付けていても「セカンドナンバー」回線には適用されないのはもちろん、「セカンドナンバー」回線に個別でオプション追加もできないとのこと。メイン回線側の番号が相手に通知されてもいいのなら問題ないかもしれないが、仕事用にはやや厳しい? なお、従量制となっている通話料は30秒あたり22円。基本は着信用と考えたほうがよさそうだ。
au「セカンドナンバー」【注意点その2】
メイン回線解約時は自動解約も、先にMNPしておけばOK
「セカンドナンバー」回線はメイン回線解約時(他キャリアやUQ、povoへの転出を含む)に自動で解約される。
では、「セカンドナンバー」の電話番号を広く使ってしまうと、メイン回線はずっとauで契約する必要があるのか……実はそんなことはない。メイン回線を解約・転出するより先に、「セカンドナンバー」回線をMNPで転出すれば、他キャリアでその番号を引き続き使える。
なお、ホッピング対策として、「同一の主回線でセカンドナンバー契約時に1年以内に再度契約する場合は事務手数料が発生」「一定期間内に契約/解約を繰り返されるお客さまについて、ご利用をお断りする場合があります」といった記述が注意書きに見られる。
au「セカンドナンバー」【注意点その3】
ネットワークが同じなので通信障害の対策にはならない
通信障害の対策として、異なるネットワークを用いた「サブ回線」が注目を集めており、KDDI自身も過去にはドコモ/ソフトバンク網を用いた「副回線サービス」を提供していた(今年8月末で終了)。
一方で、「セカンドナンバー」回線は、メイン回線と同じau網なので、少なくとも通信障害時の対策にはなり得ない。この部分が気になるなら、次で紹介する「格安SIMをサブ回線として契約する」ことを検討したい。
au「セカンドナンバー」【注意点その4】
2つ目の番号、サブ回線は格安SIMの方が便利なのでは?
アスキー読者なら、2つ目の番号やサブ回線が必要なのなら、格安SIMの方がいいのでは? といった意見が聞かれそうだが、その答えは「(スマホに詳しい人なら)イエス」だ。
まず、【注意点その3】でも紹介したように、通信障害も意識すると、サブ回線は異なるネットワークを選ぶのがベター。メイン回線がauなら、ドコモ(またはソフトバンク)のネットワークを用いた格安SIMを追加したい。
たとえば日本通信SIMなら、月290円で1GBのデータ通信が使えるサービスを用意。通話料は30秒あたり11円と安く、かけ放題も月1600円で追加可能。通信障害対策になるうえ、仕事用の番号として使い、相手に電話をかける機会が多いケースにも対応できる
料金面でも、月数百円で利用できる格安SIMは各種あるほか、同じauネットワークでいいなら、「povo2.0」は基本料無料(半年に1回、数百円のトッピング購入で回線を維持できる)。また、かけ放題も追加できるので仕事用にも存分に活用できる。
格安SIMに対する「セカンドナンバー」のアドバンテージは、auショップ店頭での対応も可能で幅広いユーザーが安心して使える点、料金をメイン回線と一緒に支払える点、迷惑電話対策が標準で付く点などが挙げられる。スマホに詳しくない家族や親世代のために契約する、といった場面では有用なサービスではないだろうか。
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