MSI「Crosshair 16 Max HX」レビュー
MAXの名は伊達じゃない! VRAM 12GB版RTX 5070搭載ゲーミングノート! フレーム生成と165Hz有機ELで人気ゲームも滑らかに遊べる相棒だ
今回はMSIの「Crosshair 16 Max HX」(E2WGXK-2699JP)を試していく。Core Ultraシリーズ2にGeForce RTX 50シリーズを組み合わせたCrosshairはすでにラインナップされていたが、今回「Max」が付いてさらに一段スペックが引き上げられた。単にCPU、GPUが引き上げられたというだけでなく、この数年で新たなトレンドとなったところもアップデートされている。パフォーマンスだけでなく、ゲームプレイ環境というところも「Max」化しているので注目だ。
GPUは12GB版のRTX 5070 Laptop GPU、ディスプレイは165Hz/OLEDを採用
「Crosshair 16 Max HX」は、16型ディスプレイを搭載するゲーミングノートPCだ。ゲーミングノートPCのスタンダードサイズであり、大きな画面でゲームを楽しむコンセプトになる。厚さは21.95~23.85mmとのことなので、ひと昔前のゲーミングノートPCよりはスリムに感じられる。プレスラインや角ばったところがないフラットな天板形状をしているが、ゲーミングらしさはしっかりとある。ひとつはエンブレムで、ここにはRGB LEDを搭載している。もうひとつはプリントのパターンで、天板のラインはゲームの設定画面風、キーボード面のラインは製品名にもある「Crosshair」(照準)風だ。また、排気口付近も、昔のものほど厳つくないが、しっかりゲーミングノートらしさのあるデザインだ。
パフォーマンスレンジとしては、CPUにCore Ultra 251HX、GPUにGeForce RTX 5070 Laptop GPU、ディスプレイ解像度2560×1600ドットといったところからイメージできる。
まずCPUのCore Ultra 251HXは、Pコア6基、Eコア12基の18コア18スレッド対応のコア構成だ。PCゲームではおよそ推奨環境が6コア以上なので、このCPUならPコアで条件を満たすイメージだ。また、統合GPUとしてIntel Graphicsを搭載しており、ノートPCではバッテリー駆動時の駆動時間を延ばすことに活用できる。そして性能は13TOPSになるが、NPUとしてIntel AI Boostも搭載している。
GeForce RTX 5070 Laptop GPUは、4608基のCUDAコアを搭載する、GeForce RTX 50シリーズLaptop GPUではミドルレンジに位置するモデルだ。また、クロック等は別として、CUDAコア数やメモリ接続バス幅などの仕様をデスクトップ版RTX 50シリーズと照らし合わせると、GeForce RTX 5070 Laptop GPUはほぼGeForce RTX 5060 Tiに相当する。
さて、GeForce RTX 5070 Laptop GPUだが、通常ならVRAMはGDDR7で8GB、本製品が採用しているのは新たに登場したGDDR7の12GB版だ。最近ではフルHDでも最高画質、レイトレーシング、DLSS、フレーム生成とオプションを重ねていくと、VRAMが8GBでは足りなくなることがある。VRAM増量を期待していた方も多かっただろう。実際、VRAM 8GBでは不足するが、12GBなら収まるといったケースで、フレームレート低下の解消が期待できる。ただし、快適なフレームレートが得られるのは、GPU性能が足りている場合にかぎる。GPU-Zの情報を見ると、メモリは増えたがバス幅もクロックも同じで、メモリ以外のGPU仕様も同じだ。どちらかと言うと、AI用途のほうが利用できるLLMが増える点でメリットが分かりやすいかもしれない。
ディスプレイ解像度が2560×1600ドットなので、おおむねこの解像度でゲームを楽しめるパフォーマンスだ。とはいえ、GPU的にはGeForce RTX 5060 Ti相当のVRAM 12GB版ということで、フルHD(1920×1080ドット)や1920×1200ドットはAAAタイトルでも最高画質が狙える一方、WQHD(2560×1440ドット)や2560×1600ドットは、DLSSやフレーム生成の活用が必要になると思われる。フレーム生成もマルチフレーム生成でx3、x4、x5……となると、ベースが30fpsでも100fpsを超えてくることもあり、165Hzのディスプレイパネルも生きてくる。165Hzは競技タイトル用という見方もできるが、マルチフレーム生成用という見方もできるだろう。
あらためて16型ディスプレイを見てみよう。上を見ればより大きなパネルもあるが、ノートPCとしてある程度持ち運びやすく、持ち運び先で場所をとらず、ゲームプレイ時の迫力もあるとなるとちょうどよいサイズ感だ。パネルはOLED。色域もDCI-P3相当と広く、VESA DisplayHDR True Black 1000認証と、色表現を優先する方に向いている。また、SGS Eye Care technology(SGSは認証団体)の認証を受けたOLEDパネルとされている。
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