Razer Huntsman V3 HE Magnetic Tenkeyless 8kHz Keyboard
Razer初の磁気式スイッチ採用? 低価格と多機能を両立したゲーミングキーボードを試してみた
2026年07月31日 11時00分更新
高精度で、ラピトリやスナップタップなど機能も豊富
推しポイント1
正確かつ耐久性のあるマグネティック スイッチ
本機の特徴は「Razer HEマグネティック スイッチ」の採用です。0.1~4.0mmまでのアクチュエーションポイントを設定でき、0.1mmに設定すればもはやタッチパネルレベルの感覚で触れただけで反応。3~4mmならしっかり押し込んで反応します。プレイヤーの好みに合わせて設定を自在に変更できるのです。
この設定は専用アプリではなく、Webブラウザー(Razer Synapse Web)から変更できるのも秀逸です。こうしたデバイスを新たに導入するごとに専用アプリをインストールするというのは意外に手間です。気がついたらPCにいくつものアプリがインストールされており、以前のものはまったく使っていないのにインストールしたままという状況も起きがちですが、ブラウザーで設定できるのであれば、その心配もありません。
また、Razer HEマグネティック スイッチは耐久性が高く1億回のキーストロークに耐えると謳われています。
ゲームをプレイするとつい熱くなって強い打鍵をしたり、連打したりしてしまいがちですが、特に数少ないキーを高頻度に使用するゲームにおいては、キーが一般的なタイピングとは比較にならないほど消耗するので、耐久性の高さはありがたいです。
磁気式キーボードを長年使っていると、環境要因や磁石の経年劣化によるアクチュエーションのズレが発生することもありますが、オンデマンドキャリブレーションを実行することで、最適な状態で使用することができます。
推しポイント2
ラピッドトリガーとスナップタップで操作感向上
Razer HEマグネティック スイッチは、従来の二値入力(キーが入ったか、入っていないか)ではなく、キーの移動距離を継続的にトラッキングすることで、「ラピッドトリガー」モードや「スナップタップ」などの機能を使用できる仕組みです。
例えば、ラピッドトリガーでは押し込んだ状態でキーが0.1mmでも戻ると、キーから指を離したとみなすことができます。つまり、入力時に認識する深さ(アクチュエーション)が0.1mmなどの浅い状態でも判別するように、指を離した時も浅い深度で反応するわけです。これは即座に移動を止め、すばやく止まった状態にできるということ。ゲームによっては移動中にヒットボックス(当たり判定)が大きくなり、エイム精度が低下してしまう場合があります。逆に言えば、素早く止まれれば、エイム精度を向上させることができると言うわけです。
キーのアクチュエーションはひとつずつの変更、もしくは複数キーやすべてのキーを選択した一括の変更が行えます。ゲームで良く使うWSADやCtrl、Shift、Spaceなどだけを設定したり、キー全体の打鍵感を揃えることもできます。
スナップタップは2つのキーが同時に作動しないようにする機能です。移動キーの左右どちらかを押した状態で離し、その瞬間逆の方向キーを押すことで、キャラクターの動きを止める「ストッピング」というテクニックがありますが、タイミングをミスり、同時押しが発生すると無防備に静止する状態になることがあります。スナップタップはそれを防ぐことができ、より簡単で正確にストッピングを行うことができる機能です。
推しポイント3
ポーリングレート8000Hzの超応答速度
コンシューマ機でプレイしている場合でも、最初に強化したいゲーミングデバイスはやはりモニターでしょう。応答速度の高さやリフレッシュレートの数値を上げることで、ゲームの対応速度が格段にアップします。しかし、いくら表示が速くなっても入力デバイスがそれに見合った性能を持たないのであれば、意味が薄くなります。キーボードの入力をPCにどれだけ早く伝達するかがゲームプレイに影響してくるわけです。
キーボード入力の反応の速さを示す指標にはポーリングレートがあります。通常のゲーミングデバイスでは1000Hzが一つの基準ですが、本機は8000Hzとなっており、遅延をほぼ感じないレベルです。一般プレイヤーの視点では、リフレッシュレート144Hzと320Hzのゲーミングモニターの差が分からないように、触ってすぐに体感できるものではない可能性もありますが、プレイを突き詰めていけば、きっとその差が勝敗に影響をもたらす可能性は十分にあります。
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