MSI「MAG 274QP QD-OLED X24」レビュー
高かったQD-OLEDモニターが6万円台! 26.5型WQHD/240Hz駆動なのに圧倒的コスパはなぜか? 性能を徹底検証
WQHD/240Hz/0.03msが生み出す圧倒的な滑らかさ
「Blur Busters」のテスト「Ghosting」を撮影した結果。240Hzの高速駆動と0.03ms(GTG)の応答速度により、カメラで撮影してもブレがなく、激しい動きのシーンでも残像感を感じさせない
モニターサイズは26.5インチ、解像度はWQHD(2560×1440ドット)。27インチクラスとしては4Kよりも情報量的には最適解なのではと感じる。Webブラウジングやオフィスソフトでの作業領域も広くとれる。もちろん最新のゲームタイトルも、細部までしっかり描き込まれた高精細な映像で楽しめる。
ゲーミング性能の要となるリフレッシュレートは最大240Hz。1秒間に240枚もの映像を描画できるため、視点を素早く動かすFPSゲームなどでも動きが滑らかにつながって見える。さらに、素子自体が発光するOLEDパネルならではの0.03ms(GTG)という超高速な応答速度により、動きの速いシーンでも残像感をほとんど感じさせない。実際にFPSタイトルをプレイしてみたが、視点を素早く振っても敵の輪郭がぶれることなく視認でき、狙いを定めやすかった。
映像の鮮明さを示すVESAの「ClearMR 13000」認証も取得しており、素早い動きでもブレの少ない鮮明な描写でゲームに没頭できる。
また、対応するグラフィックスカードと組み合わせれば「G-SYNC Compatible」機能が働き、カクつきや画面のティアリングを抑えた滑らかな表示が可能になる。長時間のゲームプレイでもストレスを感じにくい。
パネル表面にはハーフグレアパネルを採用し、独自の反射防止コーティングが施されている。照明などの映り込みを抑えてくれるため、部屋の明るさを気にせず色の鮮やかさを保ったままプレイできるのもうれしいポイントだ。
本製品には、表示領域を24.5インチサイズにエミュレートするモードが用意されている。OSDメニューからワンタッチで切り替え可能で、格闘ゲームなど画面全体を瞬時に把握したい競技性の高いタイトルで効果を発揮する。普段はWQHDの広い作業領域を活かし、対戦時だけ画面サイズを絞るといった使い分けができるのは便利だ。
広色域と高精度キャリブレーションでクリエイティブ作業にも対応
ゲーミングモニターながら、色域の広さも見逃せないポイントだ。色域カバー率はsRGBで100%、AdobeRGBで98%、DCI-P3で99%と、プロの現場でも通用するレベルの広色域を実現している。しかも工場出荷時にクリエイター向けモニターと同様のキャリブレーションが行なわれており、色精度はΔE≤2に抑えられている。製品にはテストレポートも同梱されるため、購入直後から色味を信頼して使い始められるのも安心だ。
実際にAdobeの「Lightroom Classic CC」で写真の現像作業を試してみたが、発色の良さと階調表現の豊かさのおかげで、狙った色味への追い込みがスムーズに行なえた。ゲームや動画鑑賞はもちろん、SNS投稿用の写真編集やイラスト制作など、ゲーミングとしてだけでなくクリエイティブなツールとしても十分に活用できるポテンシャルを持っている。
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