アドバンテック株式会社
~進化するエッジAI製品、充実のラインアップ~
アドバンテック株式会社(本社:東京都台東区、以下 アドバンテック)は、NVIDIA IGX(TM) T5000
モジュール搭載のMIC-735を近日中に発売予定であると発表しました。
▶ Advantech Co., Ltd - 発表資料
プレスリリース:英文
アドバンテックとFORT Robotics、MIC-735で安全なフィジカルAI技術を共同開発

2026年3月17日、Advantech Co., Ltd(台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、近日発売予定のNVIDIA IGX(TM) T5000を搭載したMIC-735の発売を控え、エッジAI製品ラインアップをさらに拡充することを発表しました。本製品はNVIDIA IGX Thor(TM) プラットフォームを基盤とし、高速センサ処理、エンタープライズクラスの高信頼性、そして機能安全を融合させることで、リアルタイムなフィジカルAIをエッジで実現します。
ミッションクリティカルな現場要件に対応するため、アドバンテックはNVIDIA Halos AI Systems Inspection Labに参画し、FORT Robotics(以下「FORT」)と連携して同社の組込み型安全アーキテクチャをMIC-735に統合しました。NVIDIA(R) は機能安全、サイバーセキュリティ、AI、規制要件を統合した世界初のANAB認定AI Systems Inspection Labを運営しており、本協業により、ロボットやAMR向けアプリケーションで高信頼かつSIL認証レベルの制御が可能になります。
NVIDIA Halosは、車両およびロボットアーキテクチャからAIモデルに至るまで、安全要素を統合管理するフィジカルAI向けのフルスタック安全システムです。ハードウェア、ソフトウェア、ツール、モデル、設計原則を組み合わせ、AIベースのエンドツーエンドな自律走行・ロボティクスシステムの安全性確保を支援します。
アドバンテック 副社長のMagic Pao氏は次のように述べています。
「フィジカルAIの導入には、単なる演算性能だけでなく、安全性と制御の統合が不可欠です。FORT Roboticsとの協業、そしてNVIDIA IGX Thorプラットフォームの活用により、高性能と最高水準の安全性を両立した統合基盤を提供します。」
また、FORT Roboticsプロダクト責任者のAmod Damle氏は次のようにコメントしています。
「安全性は後付けではなく、設計の中核であるべきです。エッジAIプラットフォームに機能安全を組み込むことで、ロボット開発者が複雑で変化する環境でも安心して拡張できる環境を提供し、さまざまなアプリケーションで安全かつ効率的な運用を実現します。」
NVIDIA IGX Thor(TM) による前例のないエッジAI演算性能
MIC-735は、最大2,070 FP4 TFLOPSの演算性能を発揮する量産対応のエッジAI推論システムです。アドバンテックはNVIDIA IGXの安全要件に基づき、機能安全をプラットフォームに組み込み、NVIDIA Halos AI Systems Inspection Labを通じて実装および統合を検証しています。本システムは、オンボードおよび外部センサのデータを統合的に処理し、フィジカルAIの「構想から実装」までのプロセスを加速します。
機能安全を統合したアーキテクチャ
MIC-735は、NVIDIA IGX Thorのリファレンスデザインを基に、機能安全を統合した設計となっています。また、FORT Nano Safety Controller Pro(NSC Pro)との直接統合にも対応しています。この組み込み型安全コントローラにより、「アウトサイドイン型」のロボット機能安全を導入したいエコシステムパートナーは、外部からの安全指令を機体内部のアーキテクチャで確実に受信・実行でき、リアルタイムでリスクを低減できます。
さらにMIC-735は、10年間の長期運用とNVIDIA AI Enterprise-IGXソフトウェアスタックに対応し、以下のプラットフォームを用いたアプリケーション開発を可能にします。
- NVIDIA NIM(TM) マイクロサービス
- NVIDIA Isaac(TM)(ロボティクス向けオープンモデル/ライブラリ)
- NVIDIA Metropolis(ビジュアルAI)
- NVIDIA Holoscan(リアルタイムセンサ処理)
機能安全管理においては、FORTのエコシステムが提供するAPIを通じて、安全設定の動的変更が可能であり、既存のエンタープライズシステムとの統合も容易です。
センサ同期と堅牢なコネクティビティ
NVIDIA HoloscanとHoloscan Sensor Bridgeを統合したMIC-735は、複数センサとAIプロセッサ間で高帯域・高精度の同期通信を実現します。動作温度は-30°C~60°Cに対応し、5GやSFP28(4×25GbE)などの高速インターフェイスを備えています。安全性の観点から、入力信号はFORT Endpoint Controller(EPC)を経由し、専用プロトコルでNSC Proへ安全に接続されます。
実運用を見据えたロボティクス設計
MIC-735とFORTの技術を組み合わせたソリューションは、ロボットおよびAMR向けに最適化されています。複雑な地形を移動する現場でも、安全な無線やIPネットワーク経由でSIL認証済みのリアルタイム非常停止(E-Stop)機能を提供します。Endpoint Controllerによるフリート全体への指令送信や、Wireless E-Stop ProとSafe Remote Control Proを活用した単体AMRのローカル制御にも対応可能です。NVIDIA の AI 技術と FORT Robotics の安全設計を融合した MIC-735 は、開発と統合の負担を抑えつつ、安全で高性能なエッジコンピューティングをロボティクス/自律システム向けに提供します。
NVIDIA GTC 2026に出展
アドバンテックは、2026年3月16日~19日に米国サンノゼで開催されたNVIDIA GTC 2026に出展し、ブース番号#1134でアドバンテックとFORT Roboticsによる共同ソリューションをご紹介しました。また、今週開催されるJapan IT Week(4月8日~10日)でも、こちらMIC-735の展示を行う予定です。
関連製品
- MIC-735:NVIDIA IGX Thor(TM) 搭載 AI推論システム
- MIB-735:省スペース設計向け NVIDIA IGX Thor(TM) 搭載 AI推論ボード
- FORT Proシリーズ(SIL 3認証 無線安全対応)
◦Nano Safety Controller Pro(NSC Pro)
◦Endpoint Controller(EPC)
◦Wireless E-Stop Pro (WES PRO)
◦Safe Remote Control Pro (SRC Pro)
◦FORT Manager ソフトウェア
※ 本リリースに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 本商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
【会社概要 : アドバンテック株式会社】
1983年台湾にて、アドバンテック(研華股份有限公司)を創設。40年以上にわたり産業向けに高品質・高性能のパソコンを開発して参りました。2024年現在、3,000を超える様々なIoT機器をラインナップ。世界26か国95都市にて拠点を構えた産業用パソコン市場の世界シェアNo.1※メーカーとして、「Enable an Intelligent Planet」のビジョンを掲げ、AI × IoTプラットホームサービスを通じ社会課題を解決することで豊かな未来を育むことを目指しています。
※出典元:OMDIA - 産業用PCの市場の世界シェア1位。42.5% (2023年版)
日本においては、1997年に「アドバンテック株式会社」を設立。2018年にオムロン直方株式会社と資本業務提携をし、さらなる販売拡充とともに、市場のご要望に迅速にお応えできるよう設計から生産までを請け負う(DMS/ODM)サービスも展開しています。台湾のスピードとこれまで培ってきた技術力を融合させることで、パートナー様と一緒にエコシステムの共創活動に取り組んでいます。
会社サイト:https://www.advantech.co.jp/
紹介動画 :公式Youtube「Advantech Connect -Japan-」
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります













