ノスタルジーと実用性を同時にもたらすSSDエンクロージャを衝動買い
かつてパソコンの傍らに、必ずと言っていいほどフロッピーディスクが積み上がっていた。IBMの呼び方では「ディスケット」だが、その四角いメディアにデータを託していた時代を知る世代にとって、あれは単なる記録媒体ではなく、1つの文化だった。
そんな記憶を持つ筆者にとって、このガジェットはあまりにも危険過ぎる。見た目は完全に3.5インチフロッピー。しかし中身はNVMe SSDのエンクロージャ、しかも手元で遊休状態だった2230サイズが使えるらしい。
ノスタルジーと実用性が同時に押し寄せた瞬間、人は抗えない。今回も例によって、気がつけば手元にあった。衝動買いとは常にそういうものだ。
まずはサイズ感から見てみよう。歴代のディスケットと並べると、その意匠がどれほど忠実に再現されているかがよくわかる。
そして単体で見ても、その「3.5インチフロッピーらしさ」は徹底されている。角の処理やラベル配置まで含めて、単なるネタではなくプロダクトとしての完成度を感じる。同梱物はシンプルだが実用的だ。工具が付属している時点で、この製品が「組み込んで使うガジェット」であることが伝わってくる。本体はなかなか堅牢なアルミ製、ラベル部分の色は他にオレンジとグレーのモデルがある。
既存の2230や2240のNVMe SSDを装着して使用する
今回は手元で使用していたSharge社の2230 M.2 NVMe SSDエンクロージャに使っていた2230 NVMeを移植することにした。最近の半導体価格の高騰もあり、こうした再利用が可能なのは実にありがたい。もちろん10mm長い2240 NVMe SSDも収納できる。
組み込みは非常に簡単だ。まず裏面と底面のネジ4個を外し内部にアクセスする。グリーン色のラベルプレートを外すと、内部基板が姿を現す。この瞬間、妙な違和感と楽しさが同時にやってくる。NVMe SSDをソケットに差し込み、ネジで固定する。
基本的には一般的なM.2の取り付けと同じだ。組み込みが終わったらふたを閉じる。これで「フロッピーの中にNVMeが入っている」という奇妙な現実が完成する。1987年に登場したIBM社の3.5インチ(1MB容量)のディスケット(フロッピーディスク)の100万倍の容量を持つ小さなフロッピーディスクの誕生だ。
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