このページの本文へ

AMD、産業用エッジを加速するRyzen AI Embedded P100 シリーズの拡充を発表

2026年03月11日 19時35分更新

文● ドリル北村

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

AMDは2026年3月9日(米国現地時間)、産業用およびフィジカルAIエッジソリューション向けに、「AMD Ryzen™ AI Embedded P100シリーズ」プロセッサ・ポートフォリオの拡充を発表。6つの製品を追加した。

スケーラブルで電力効率に優れたAIコンピュートを提供するAMD Ryzen AI Embedded P100シリーズ

 今回のアップデートにより、製造、自動化、インフラ管理などの現場で求められる「リアルタイムかつ決定論的」な処理能力が大幅に強化される。組み込み向けx86プロセッサーであるAMD Ryzen AI Embedded P100シリーズは、最新の「Zen 5」アーキテクチャーを採用。従来の組み込み向けソリューションと比較して、処理能力と効率性が飛躍的に向上している。

 発表済みの4~6コア製品に加え、新たに8~12コア製品を追加。AI性能はNPU、GPU、CPUを合わせたシステム合計で最大80TOPSのAI推論性能を実現する。

8~12コアを搭載した製品が新しく追加された。生産出荷は2026年7月の予定。4~6コアプロセッサーは現在サンプル出荷中で、生産は2026年第2四半期に開始予定だ

 本シリーズは、単なるハードウェアの強化に留まらず、開発環境の柔軟性も確保されている。ソフトウェアでは、オープンソースのROCmに対応。GPU加速を利用した高度なAIモデルの展開が容易になるという。また、常時稼働(Always-on)への対応により、産業現場での過酷な条件やリアルタイム性が求められる「フィジカルAI」のニーズに応え、安定した電力効率と持続的なパフォーマンスを提供する。

 AMDは、この新しいP100シリーズが、スマートファクトリーにおける画像検査、自律走行ロボット(AMR)、エッジサーバーなど、高度な計算を必要とするエッジAIソリューションの基盤になるとしている。

【関連サイト】

カテゴリートップへ