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遊食 ! 東日本 第43回

べこもお城もお堂もバスも、吟醸もまんじゅうも降る雪さえも大好きになる!【会津若松市の旅#1ー観光編

文●南條知子 マップ●フジマキ容子

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赤べこの絵付け体験にチャレンジ

 会津若松市の人気エリア、大正浪漫の雰囲気が残る「七日町」も外せません。電車(JR七日町駅)でも周遊バス(七日町駅前停留所)でも行けます。

 赤べこの絵付け体験ができると知り、赤べこ関連グッズを販売する「アカベコランド 七日町店」に行ってきました。

「アカベコランド 七日町店」

赤べこの絵付けはこちらの蔵で行います

おしゃれなカフェのような内装

 蔵の中に一歩入ると、カフェかと錯覚してしまうようなおしゃれなソファが並びます。体験料は1320円で、ベースとなるべこの色を赤と白から選びます。白べこはベースとなる色から塗るため、そのぶん時間がかかるそうです。およその体験時間は赤べこが30~60分、白べこが60~90分とのこと。私は迷わず赤べこを選択。

赤べこの見本が並んでます

 一番スタンダードな赤べこをお手本にお借りし、先生の「首の周りだけ茶色にするとか少し色を変えるとかわいいですよ」というアドバイスに従うことに。

 絵の具をお皿に出して、水をつけた筆で伸ばしていきます。べこの体にある丸い模様(天然痘)を描くのが難しかったですが、失敗してもウェットティッシュで拭けば修正できるので大丈夫。背中の「福」という文字は本来金色ですが、金色の絵の具がないとのことで、黒と黄色を混ぜてそれらしい色を作りました。ちなみに茶色は赤、黄、黒を混ぜて作ります。絵の具を混ぜて色を作るのが意外と楽しい作業でした。

絵心がないので、必死

 描いたらサーキュレーターの前に置いて乾かし、乾いたら違う箇所を描くのを繰り返して完成です。

私が絵付けをした赤べこ、かわいい! 奥は見本

 不器用なので、実は2時間近くかかりました。

 白べこに3〜4時間かけて絵付けをする人も居れば、子どもより熱中してしまうお母さんも居るそう。閉店時間までであればいくら時間を使ってもいいそうです。

 完成したマイ赤べこは箱とアカベコランドの紙袋に入れてもらえます。自分が作ったものがきちんとした製品になった気持ちになり、うれしかったです。

ショップには数え切れない種類の赤べこが売ってます

製造途中の赤べこ。ちょっとホラー味

DATA
アカベコランド 七日町店
住所:福島県会津若松市七日町8-4
HP:https://akabekoland.com/
アクセス: JR会津若松駅よりバスと徒歩で約6分、電車と徒歩で約10分

末廣酒造でレベチな最高峰吟醸酒を試飲させてもらう

 童心に帰った後は、大人の観光も楽しみたいものです。会津若松といえば日本酒も忘れてはなりません。

 「アカベコランド 七日町店」から徒歩2分、ハイカラさんバス停「大和町」から徒歩1分の「末廣酒造 嘉永蔵」。創業は嘉永3年(1850年)で、今では全国で行われている「山廃仕込み」という日本酒製造の技法を福島県で初めて確立させた由緒ある酒蔵です。

「末廣酒造 嘉永蔵」

 こちらでは無料で酒蔵見学と試飲ができます。酒蔵見学は予約は不要ですが、開催時間を教えてもらえるので事前連絡がおすすめ。トークが面白く、知識が豊富な、会長で7代目の新城猪之吉さんに案内して頂きました。

新城猪之吉さん。ダジャレが多めです

末廣大吟醸の最高峰「玄宰」5500円

 見学の後はお待ちかねの試飲タイムです。吟醸酒など数種類を試飲した後に、末廣酒造の最高峰、「玄宰」を200円払って試飲しました。ぎゃー、レベルが違う……。香りがしっかりあるのに水のようにスーッて入ってくる。さすが、令和6酒造年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞した大吟醸です。来年のお正月用に買ってしまいました。

 スパークリングの日本酒になじみがない頃、先がけて作ったのも末廣酒造さんだそうです。こちらの「ぷちぷち」は過去、アメリカのグラミー賞のパーティーで使われた実績があり、現在もアメリカのほか、スウェーデン、タイ、ドバイに出荷しているそう。なんだかすごい。マッコリは、川崎にある韓国料理屋の店主さんから“本物のマッコリ”の作り方を教えてもらって商品化したそうです。人工的な甘味がなく、これまで飲んできたマッコリとは別物でした。

日本で最初のスパークリング日本酒「ぷちぷち」550円とマッコリ「春玉の白」715円

 末廣酒造には、日本酒を使用したシフォンケーキが人気というカフェ「蔵喫茶杏」が併設されています。「玄宰」や「ぷちぷち」がワイングラスで飲めるのも気になります。

DATA
末廣酒造 嘉永蔵
住所:福島県会津若松市日新町12-38
HP:https://sake-suehiro.co.jp/
アクセス: JR会津若松駅よりバスと徒歩で約12分、電車と徒歩で約11分

「赤べこ」ラブになりました

 会津若松ではどこに行っても赤べこを見かけました。そしてすっかり「赤べこ」が好きになってしまいました。我が家のテレビの前に鎮座するマイ赤べこを見るたび、首をユラユラさせるたび、再訪を願ってやみません。

鶴ヶ城のお土産物屋さん

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