FREX∀RブランドのFRZAB850W/985をレビュー

Ryzen 7 9850X3DでARC Raidersも超快適なゲーミングPC、標準3年保証も魅力的

文●いちえもん 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: インバースネット

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定番ベンチマークで基本的な性能をチェック

 ここからは、FRZAB850W/985の基本的なパフォーマンスをチェックしていく。試用機の構成をおさらいしておくと、CPUはRyzen 7 9850X3D、ビデオカードはRadeon RX 9070 XT搭載モデル、メモリーは32GB(16GB×2)、ストレージは2TB M.2 SSDだ。

 Ryzen 7 9850X3Dは世界最速のゲーミングCPUをうたっていたRyzen 7 9800X3Dの上位モデルだが、どれぐらいの性能差があるのだろうか? そこで、ベンチマークソフト「CINEBENCH 2024」と「CINEBENCH 2026」で確認してみることにした。

FRZAB850W/985

CINEBENCHは、Maxonが開発したCGベンチマークツール。高負荷な3Dレンダリングを行うことで、CPUのシングルスレッド性能とマルチスレッド性能を計測できる

 最初に実行したテストはCINEBENCH 2024。試したテストは「Single Core」(シングルスレッド性能)、「Multi Core」(マルチスレッド性能)の2つ。10分間にわたってCPUに負荷をかけてから、独自のスコアー(単位:pts)で性能を算出してくれる。

 CINEBENCH 2024の結果は、Single Coreが142pts、Multi Coreが1345ptsだった。Ryzen 7 9800X3Dの過去データと比較してみると、Single Coreは約7%向上、Multi Coreは約4%向上している。ブーストクロックは0.4GHzの差なので、妥当なスコアーだろう。

 せっかくなので、Multi Coreテスト中にCPU温度の推移を見てみた。約24度の室温でCPU温度を測ってみた結果、平均は79.7度、最高は82.9度、最小は63.4度。10分間高い負荷をかけても、危険ラインの90度以上を超えることはなかった。つまり、試用機の水冷CPUクーラーがしっかり仕事をしていたことを意味する。

FRZAB850W/985

CINEBENCH 2024の結果

 続いては、最近リリースしたCINEBENCH 2026。試したテストは「Multiple Threads」「Single Core」「Single Thread」の3つ。Single CoreとSingle Threadの違いは、前者は1つのコアにずっと負荷をかけ続けるテストだが、後者は一定間隔でほかのコアに負荷が移っていくというもの。

 結果はMultiple Threadsは5592pts、Single Coreは769pts、Single Threadは565ptsだった。こちらはRyzen 7 9800X3DのMultiple Threadsとほぼ同じぐらいだが、Single CoreやSingle Threadについては約6.6%上回っていた。CINEBENCH 2024もそうだが、ブーストクロックが5.2GHzから5.6GHzに上がったことがスコアーアップの要因だろう。

FRZAB850W/985

CINEBENCH 2026の結果。なお、スコアー測定方式が異なるため、CINEBENCH 2024のスコアーとは直接比較できない。

 というわけで、CGレンダリングにおいては、Ryzen 7 9850X3Dは「Ryzen 7 9800X3Dよりちょっぴり強めのCPU」である。8コア/16スレッドという仕様の都合上、4Kの動画編集や配信など重めの作業は厳しめだ。世界最速のゲーミングCPUの異名の通り、その真価はゲームがメインということなのだろう。

 では、そのゲームにおける性能はどうだろうか? Ryzen 7 9850X3D&Radeon RX 9070 XTコンビのパフォーマンスをチェックしてみよう。まずは定番ベンチマークツール「3DMark」から。

FRZAB850W/985

3DMarkの結果

 Radeon RX 9070 XTの過去データと比較してみると妥当なスコアー。セグメントが近しいGPUとざっくり比べると、Radeon RX 9070無印よりも約6%~約14%増、前世代の同クラスであるRadeon RX 7900 XTと比べると約2%~約27%増といったところ。

 Radeon RX 9070 XTのターゲット解像度はフルHD(1920×1080ドット)とWQHD(2560×1440ドット)。重めのゲームでもフルHDなら高画質設定でプレイでき、軽めのタイトルならWQHDゲーミングが狙えるといった感じだ。

 また、レイトレーシングを想定した「Speed Way」や、高負荷な「Steel Nomad」は控えめな結果だが、どちらも平均60fps台で動いていた。グラフィック設定やプリセットを下げれば、レイトレーシング設定でも快適に遊べるかもしれない。

標準の2TB SSDは読み書き速度、容量ともに満足度は高め

 最後に、ゲームの起動時間とロード時間にかかわるストレージをチェック。試用機でも標準構成通り、PCIe 4.0接続の2TB SSDを搭載していた。定番ベンチマークツール「CrystalDiskMark 9.0.1」で、転送速度を計測した。

FRZAB850W/985

CrystalDiskMark 9.0.1の結果

 結果は、シーケンシャルリード(読み出し)が約7240MB/s、シーケンシャルライト(書き込み)が約6385MB/s。PCIe 4.0接続SSDの中でも十分高速な部類だ。実際にゲームを動かしてみたが、起動時間もロード時間も速くて快適だった。

 かつては「ゲームをするなら1TBで十分」な風潮だった。だが、最近のゲームタイトルはファイル容量が大きいものが増えてきたので、現在は「欲をいえば2TB」といった流れになりつつある。その点、本機は2TB SSDが標準なので安心だ。

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