このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

Windows Info 第515回

そもそも1キロバイトって何バイトなの?

2026年02月08日 10時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ビットとバイトの歴史

 一般にコンピュータ関連では、bitを小文字「b」、Byteを大文字の「B」で略記する。たとえば、「100kbps」とは「100k bit per second」の略で、「10kBps」(あるいは10kBPS)は、「10k Byte per Second」の略となる。これは、多くのコンピュータ関連文書で、注意なく使われることが多いため、覚えておいたほうがよい。

 現在では、1バイトは8ビットであることが普通だが、過去には1バイトが8ビット以外、6ビットから12ビットと機種により異なることもあった。1バイトが8ビットであることが普及したのは、1980年代のことであり、そこまで昔のことでもない。

 厳密に8bitであることを表現する場合には「Octet」(オクテット)という単位を使う。定義により1オクテットは、8bitである。これは通信などで使われることがあるが、コンピュータ用語としてはあまり一般的ではない。

 たとえばASCIIコードは、7bitで定義されているが、通信時には、7ビットとして扱うこともあれば8ビットとして扱うこともある。このような場合、送信側、受信側で明確に何ビットなのかを把握しなければならない。オクテットは、そのような場合に利用するが、「1バイト=8ビット」と理解しているマイコン以降の世代にとっては、バイトとオクテットの使い分けは面倒で、1バイト=8ビットとして大きな誤解も生じないことから、やはり利用が限定される。

 なお、バイト(Byte)とは、ビット(bit)から派生したものである。当初「bite」と表記されたが、他の単語と混同されないように「Byte」に変化したものだと伝えられている。最初にこれを提唱したのはIBMのWerner Buchholzである。

 さらに4bitには、「ニブル」(nibble)という単位がある。「Half of Byte」に由来する。4bitは10進数の1桁(0~9)を表すのに十分なビット数。2進数で表した数値をニブルを使って10進数としたものを「BCD」(Binary Coded Decimal、2進化10進数)と言う。多くのコンピュータがBCDを扱うための機能を持っている。というのも、人間側は数値を10進数で表示できないと、理解しにくいからである。

 多くの人がなにげなく、メモリやファイルサイズを2進数ベースで表現しているが、よく考えると奇妙な慣習と言える。コンピュータで2進数ベースのファイルサイズなどを扱っていると、10進数の表記が特殊なものに思えてくるが、実は、2進数ベースのほうが世間一般からは“奇妙”な使い方である。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン