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年末年始に自作するならコレ! 定番のRyzenとRadeonで組む小型ピラーレスゲーミングPC

2025年12月22日 18時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: 日本AMD

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組み上げたピラーレスゲーミングPCの実力を確認

 Ryzen 7 9700XとRadeon RX 9060 XT 8GBをベースに組み上げたピラーレスゲーミングPCの実力を確認していこう。本構成はマザーボードやCPUクーラーなど、コスト面を気にしながら選んでいるが、十分なCPUパフォーマンスを発揮している。

 ゲーミングも同様で、定番「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー ベンチマーク」で、「非常に快適」指標の1万5000スコアを超えていた。さらにグラフィック品質を最高に設定した「エーペックスレジェンズ」も、フルHD解像度で平均フレームレートは240fps超えを出している。

定番CPUベンチマーク「Cinebench 2024」の結果。スコアは、Multi Coreが1155、Single Coreが131と、Ryzen 7 9700Xの性能を引き出せている

定番パフォーマンスチェックの結果も不満なしだ。フルHD解像度、最高品質でプレイを楽しめる

エーペックスレジェンズは、最高画質で200~250fps前後のフレームレートなので、画質を調節すれば、リフレッシュレート240Hzを活かせる240fps張り付きプレイを実現できる

 定番ゲームのパフォーマンスを確認したあとは、最新タイトルの「コール オブ デューティ: ブラックオプス7」と「アークレイダース」を遊んでみた。

 両ゲームタイトルともに解像度はフルHDに固定し、グラフィック品質は144~240Hzゲーミングディスプレーをターゲットに調節してプレイした。

キャラがヌルッと動く240Hzゲーミングを楽しめる

 AMD次世代技術群「FSR Redstone」を活用できる「コール オブ デューティ: ブラックオプス7」から試してみた。

 グラフィック品質はフレームレートを優先して、「グラフィックのプリセット」で「ベーシック」のひとつ上となる「バランス重視」に設定し、アップスケーリングは「FSR Upscaling」(FSR US)となる「AMD FSR 4」、FSR品質を「バランス重視」とした。

 そのうえで、フレーム生成「FSR Frame Generation」(FSR FG)を有効に設定した。さらにGPU負荷は高いがレイトレーシングの「レイトレーシングリフレクション」を「低」に設定し、「レイトレーシングデノイザー」で「FSR Ray Regeneration」(FSR Ray Regen)を選択した状態も確認してみた。

 フレームレートは、ゲーム内蔵ベンチマーク(オンラインプレイ想定)を使って計測し、「平均FPS(avg)」と「下位1%(1%min)」をまとめた。

グラフィック品質は5つのプリセットの真ん中に位置する「バランス重視」を選んだ

 リフレッシュレート240Hz(240fps)の張り付きプレイはさすがに厳しいが、「FSR Frame Generation」を効かせることで、平均フレームレートは240fpsを余裕で超えている。240Hz駆動のゲーミングディスプレーを活かしたプレイを十二分に楽しめるだろう。

 機械学習を採り入れた「FSR Upscaling」と「FSR Frame Generation」の効きは、描画がぬるい部分はあるものの、プレイ感は良好に感じた。

テクスチャー解像度は「低」だが、十分プレイを楽しめる画質と感じた。画面はFSR US、FSR FGを効かせた「CO-OPキャンペーン」のワンシーン

 続いては、PvPvE脱出シューターの「アーク レイダース」をプレイしてみた。PKはあるものの、「エーペックスレジェンズ」などのような競技性は求められず、なかなか面白い注目のタイトルだ。

 筆者もついつい時間を忘れてプレイしてしまうが、ソロプレイ(野良レイダー)なら、双方が「撃たないで!」とエモートしながら、結構脱出できている。

 残念ながら、現状FSR 3.1.4ではないため、機械学習を採り入れた「FSR Upscaling」と、「FSR Frame Generation」は利用できないが、GPU負荷は軽めとなっている。

 グラフィック品質は「全体的品質水準」の「高」を選択し、レイトレーシング「NVIDIA RTX グローバル イルミネーション」は最も低い「スタティック」に設定している。そのほか、アップスケーリング「解像度のスケール方式」で「AMD FSR 3」を選び、品質「AMD FSR 3 品質」で「バランス」に設定した状態と、フレーム生成(FG)を効かせた状態でプレイした。

 フレームレートはマップ「練習場」を、120秒間射撃、移動した際を「CapFrameX」で記録している。

 GPU負荷が軽いため、フレーム生成を効かせれば、アップスケーリングを使わずともPlayStation 5、Xbox Series X/Sでは難しいリフレッシュレート144Hz駆動の144fps張り付きプレイを楽しめる。さらにAMD FSR 3:バランス、フレーム生成を効かせることで、リフレッシュレート240Hz駆動プレイを狙える。

 「アーク レイダース」はアップデートを重ねているので、今後AMD FSR3.1.4以降に対応する可能性は十分ありそうだ。そうすれば機械学習による、より良い描画でのプレイを楽しめるだろう。

PCならではの高駆動ゲーミングを楽しめる

 こだわりながらコストを抑えて組み上げたコンパクトなピラーレスゲーミングPCは、そのデザイン、彩り、そしてリフレッシュレート144~240Hzゲーミングを楽しめるパフォーマンスと、いずれも狙いとおりの仕上がりとなっている

 PlayStation 5、Xbox Series X/Sでは楽しめない最大240Hzゲーミングを楽しみたい人は、Ryzen 7 9700X&Radeon RX 9060 XT搭載のピラーレスゲーミングPCを組むのを検討しよう。

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